体力オバケ・4歳息子の持久力に悩む母親が70代女性から学んだ「子育ての悟り」
70代の女性との出会いで新たなる気づきが……
先日保育園で、園庭で駆け回る子どもたちに苦戦することなく、余裕を持って追いかけていく20代の若い女性の先生がいました。「あぁ……、先生はこれから夕方まで、大勢のわんぱくっ子たちを相手にしないといけないのに、こんなに朝から全力で走るなんて。やっぱり若いと体力があってうらやましいなぁ」と、心の中で呟いてしまいました。そんなふうに育児における体力のなさを実感し、「若さ」をうらやむ日々を送っていましたが、最近、ある素敵な出会いがありました。 ある研修に参加したとき、同じテーブルに74歳の女性(Kさん)がいらっしゃったのです。Kさんは元小児科の医師で、今は大学院に勤務されているとのことで、「発達障害の子どもたちが暮らしやすい仕組みを作っていきたい」と新しいことにチャレンジされていらっしゃる方でした。その方に「あなたなんて私からしたらまだまだ赤ちゃんよ。これからなんでもできるわ! がんばんなさい!」と叱咤激励をしてくださったのです。 「体力なくてつらい」「もっと若かったらな~」と最近、「若さ」にこだわっていた自分でしたが、自分で自分の首を絞めていたのかもしれません。Kさんは悩める私にこんな助言をしてくださいました。 「年齢はただの数字よ。よく聞くセリフと思うかもしれないけれど、年齢を気にする人はその年齢でとどまって前に進めないの。いつからでも、何かをはじめることに遅いってことはなし、よーく見ると、あなたは周りにはできないことよりもできることのほうが多いはずよ。それに失敗したっていいのよ。育児なんて失敗の連続でしょ、みんな同じように悩んで同じように失敗しているんだから、大丈夫!」と、勇気と力をもらいました。ありがとうございます。Kさん! 年齢を重ねてもできることはたくさんあるし、年齢を重ねたからこそ、逆にできることもある。できないことはあっても、それを嘆いてばかりでは確かに前には進めないと実感しました。私もKさんのように、年齢にとらわれずにやりたいことにチャレンジしていきたい、とプチ決心。まずはともあれ、息子に対抗できる基礎体力を身に着け、今日も息子の戦いごっこに挑んでいきたいと思います。ワッショイ!
ひみつのうつ子ちゃん