【旅のお土産はEVの思い出】ヒョンデ、ヒルトングランドバケーションズと協業
ヒョンデが選んだユニークな協業相手とは?
ヒョンデは2022年の日本再上陸後、アイオニック5やコナといった電気自動車をラインナップ。日本では馴染みのない自動車のオンライン販売にも取り組んでいる。 【写真】ハワイで楽しむEV体験。パートナーシップ締結式の様子はこちら。 (25枚) 「フリーダム・イン・モビリティ」を謳い、環境への配慮も打ち出す同社が次の一手として選んだのが、HGVとのパートナーシップだ。これは潜在カスタマーの発掘を目的としており、同社がこのような異種企業とグローバルで協業を行うのは初めてのことだという。 HGVはタイムシェアの業界のリーディングカンパニーとして知られ、旅先でホテルではなく高級コンドミニアムに滞在しながら、暮らすように過ごせるバケーションスタイルを提案。 ハワイやニューヨーク、フロリダなど、世界200拠点を持ち、日本国内には沖縄「ザ・ビーチリゾート瀬底・ヒルトンクラブ「と小田原の「ザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブ」がある。 現在 クラブメンバーは70万組超で、このタイムシェア・プログラムは、ヒルトンが所有する世界1万1500ヵ所以上のホテルやリゾート施設と交換利用も可能だという。
EV×旅=サステナブルツーリズム
締結式にはヒョンデのジュン・ユソク副社長と、ヒルトンでアジアパシフィックおよびハワイを統括するジェフ・バーニアー氏が登壇。 今回、目標として掲げられたのは、「両社が提供するプレミアムな顧客体験の提案」、「新しいビジネスの可能性の模索」、「ハワイをはじめとする観光地でのサステナブルツーリズムの強化」の3点だ。 具体的な取り組みとして、ヒョンデは今年4月から、日本の顧客に向け、ハワイ・オアフ島の指定された場所でヒョンデのモデルを体験できる「ヒョンデ・モビリティ・パスポート」キャンペーンを実施。今後はこれをさらに強化し、今夏から「ヒョンデ・モビリティ・パスポート・イン・コナ」プログラムに拡大展開予定だという。 ハワイが選ばれた理由としては、伝統的な人気観光地でありながら、環境意識が高く、近年電気自動車の利用が増加しているから、とのこと。この発表会には自動車のみならず、ハワイ関連の媒体も取材に訪れていたことから、両者の取り組みの注目度を違う角度から感じた。