中国EV市場、激戦下で「零跑汽車」が頭角現わす 低価格・高機能を売り物に年間販売25万台超えへ
例えば2024年3月に発売した新型SUV「C10」は、クアルコム製の車載用プロセッサー「スナップドラゴン8295」を採用しながら、ベースグレードのメーカー希望価格を12万8800元(約275万円)からに設定した。 このプロセッサーは高機能のスマートコクピットを実現する“頭脳”であり、ドイツのメルセデス・ベンツの「Eクラス」、中国の極氪(ジーカー)の高級セダン「007」、理想汽車(リ・オート)の高級ミニバン「MEGA」なども採用している。だが、15万元(約320万円)以下のEVへの搭載例はほとんどなく、C10のお買い得感を高めている。
(財新記者:余聡) ※原文の配信は11月13日
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