調べ学習の進め方やまとめ方のコツは?小学生におすすめのテーマ例も
調べ学習の進め方5ステップと注意点
自分の興味のあるテーマについて調べるといっても、具体的に何からどう進めればよいかがわからず、迷うこともあるでしょう。ポイントは、5つのステップに従って進めること。 「1:テーマを決める」「2:テーマについて予想を立てる」「3:調べ方やまとめ方の見通しを立てる」「4:必要な情報を収集する」「5:集めた情報を整理・分析しまとめる」という5つのステップを意識していきましょう。 【1:テーマを決める】 テーマ決めは、実は悩む子が最も多いもの。 普段の授業や学習では、与えられた課題に取り組むことが多いため、戸惑ってしまうようです。 よいテーマ設定のポイントは、お子さまの興味・関心を起点にすることです。お子さま自身が好きなことを手がかりにできるとよいですね。 また、テーマは絞り込みがポイント。たとえば「米」について調べる時には、お米の何について調べたいかまで具体的に落とし込むことが大切です。「育ち方」「流通」「栄養」など、テーマを絞らないと何を調べればいいかの見通しが立たず、右往左往してしまいます。具体的なテーマ選びについては、このあと、詳しく説明します。 【2:テーマについて予想を立てる】 テーマを決めたら、予想を立てます。予想を立てることは、社会でも求められる仮説を立てる力につながるもの。お子さま自身が知っていることや、習ったことを手がかりに自分なりの予想を立ててみましょう。予想を立てることで、調べた結果についての驚きや発見も大き くなるため、記憶にも残りやすく、学びを深められます。 【3:調べ方やまとめ方の見通しを立てる】 いきなり調べ始めても、行き当たりばったりの調査になって混乱してしまいます。まずは、調べ方やまとめ方の全体像を考えることが大切。何について、どんなことをどんな順番で調べるか、どのようにまとめるかを計画しましょう。見通しを立てることで、横道にそれずに、要点を意識しながら調べ学習を進めていくことができます。まとめ方についても、図で示したい、表で整理したいなど最初にできあがりイメージを意識しておくことで、より精度の高い調査ができるようになります。