フラフープでウエストは細くなる? 加重(ウエイト)付きフラフープを2週間実践してみた!
場所を取らず、比較的安くて分解可能なウエイト付きフラフープは、宅トレの強い味方。好きなときにいつでもできるだけでなく、年齢やフィットネスのレベルに応じて内容も簡単に変えられる。衝撃が少ないので、階下への騒音が気にならないのも大きなメリット。 【写真】運動不足を実感している人におすすめ!場所を選ばずにできる「ランジ」のやり方 今回はそんな「ウエイト付きフラフープ」を2週間実践!どんな効果があったのかをレポートします。 ※本記事は、イギリス版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。
フラフープでウエストは細くなる?
フラフープが落ちないように超ハイスピードで腰を回せば、カロリーが消費され、腹筋が強くなる。でも、ウエストサイズには体脂肪、ストレスレベル、睡眠といった他の要素も関係している。フラフープが楽しくて運動量が増えたなら、その副作用として体型が変わることはあるかもしれない。
フラフープ2週間チャレンジの結果は?
ウエイト付きフラフープは普通のフラフープと全然違う。最初のうちは自分で笑ってしまうほど回せなかった。普通のフラフープと同じように体を動かせばいいと思っていたけれど、このフラフープは重たい上にウエストにフィットしているので、死に物狂いで回そうと思っても回せない。でも、ある日、フープに付いている重りを空中に放り出してから回せばいいことに気づいた! パーソナルトレーナーのアンソニー・マリタートによると、ウエイト付きフラフープのコツは一定のペースで小さな円を描くこと。「一定のリズムを刻めば、フラフープの勢いが保てます。また、重りの紐を長くすればするほど、難易度が高くなります。スマホのメトロノームアプリやリズミカルな音楽に合わせて回してみるのもいいでしょう」 フラフープの説明書によると、結果を出すために推奨される使用時間は1日30~40分。でも、最初の2日は手こずった分、実際に回していたのは15分程度だった。マリタートいわく、使用時間が必ず30~40分である必要はない。「理想的な使用時間は目標次第。心臓や血管を強化したいなら1日10分、できるだけ早く回してください。腰の筋肉をほぐしたいなら1日2分が理想的です」 使えば使うほど上手くなった一方で、単調になったのも事実。フープの重りがレールを回る音が気になって、テレビには集中できない。でも、ヘッドフォンで音楽を流したら、エネルギーとモチベーションが湧いてきた。 「30~40分回したいときは、テンポの異なる曲でプレイリストを作っておくと飽きにくいと思います。好きなテレビ番組を観たり、ポッドキャストを聴いたり、オンラインのレッスンを受けたりしながら回すのもいいですね」とマリタート。 このチャレンジ期間では、通常のジムのワークアウト(週2~3回のダンベルエクササイズ)と1日1万歩のウォーキングにプラスして、ほぼ毎日フラフープを使ったけれど、体に変化は見られなかった。ウエストサイズは変わらなかったし、特段フィットになった感じもしない。でも、チャレンジ期間中の出張でフラフープを3~4日使わなかったことが影響した可能性はある。 マリタートいわく、体の見た目を変える秘訣は、バランスのよい食生活とエクササイズを長期的に一貫して続けること。 「ウエイト付きフラフープだけで体脂肪は減らせません。栄養面にも目を向ける必要があります。でも、ウエイト付きフラフープの楽しさから運動量が増え、なかなか出なかった成果が出ることは考えられます。成果が出るまで続けられるのは、自分が楽しいと思えるワークアウトだけですからね」 「フラフープを続けていれば、腰の痛みやコリが和らぎ、体幹の筋肉がより活性化する可能性もありますよ」 ウエイト付きフラフープは、とても挑戦しやすい有酸素運動。どうしてもジムに行く気がしないときは、代わりにフラフープをすればいい。“ながらエクササイズ”にも向いていて、私も実際に音楽やポッドキャストを聴きながら回していた。重りはゴム製なので、自分の体やアパートの壁に傷が付くこともなかった。