朝スッキリ起きられない、早く目覚める、疲れがとれない……。40代以降の睡眠悩みQ&A
Over40の“不調”どーにかしたい! ただ眠ることがこんなに大変になるとは… <睡眠の悩み>
40歳を過ぎると眠りにまつわる悩みも増加。そこで睡眠のスペシャリストや医師が、Over40の睡眠の悩みにアンサー。対策を知って、ぐっすり眠ろう! 【写真】Over40の“睡眠の不調”のお助けアイテム&ケア法
お話を伺ったのは…
●快眠セラピスト 三橋美穂さん 睡眠のスペシャリストとして、講演、執筆、個人相談、コンサルティング、商品プロデュースなど幅広く活躍。 ●産婦人科医 福山千代子先生 MET BEAUTY CLINIC院長。婦人科と美容医療の両面から女性の健康と美をサポート。メディアでも活躍。
Q.なかなか朝スッキリ起きられない……
A.目覚めに耳を引っ張ってみて 「スッキリ起きられないときは耳を引っ張ってみて。耳には100以上のツボがあり、特に耳たぶは頭部に効くツボがあります。引っ張ると脳が刺激され目が覚めます」(三橋さん) 目覚めたとき、耳たぶを下にゆっくりと3秒引っ張って、パチンッと離す。これを4~5回ほど繰り返す。
Q.寝ている途中で目が覚めるほどの寝汗にビックリ!
A.まずは寝る前の甘いものを控えてみて。ホルモン補充療法も効果的 「血糖値が急激に乱高下する血糖値スパイクが起きると寝汗をかきやすいとも言われているので夜の甘いものを控えてみて」(三橋さん) 「更年期になると自律神経のバランスが乱れて寝汗をかきやすくなります。その場合は婦人科のホルモン補充療法で改善可能です」(福山先生)
Q.しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない
A.寝る前の入浴と冷え対策がおすすめ 「睡眠の質が悪いと、寝ても疲れが取れにくくなります。寝る前にゆっくり入浴したり、腹巻きでお腹を温めたりすると眠りが深くなって疲れが取れやすくなるので試してみて」(三橋さん)
Q.寝具も年齢によって見直した方がいい?
A.寝ても疲れが取れないなら見直し時かも 「年齢にかかわらず朝起きたとき、疲れが取れていない、腰が痛いなど体に何らかの違和感があったら寝具が合っていない可能性があるので見直しを」(三橋さん)
Q.寝ているときに腰が痛くなりやすい……寝具が原因?
A.腰にかかる体圧を分散するマットレスがおすすめ 「仰向けに寝たとき、柔らかくて腰が沈む寝具を使っていると腰痛が起きやすくなります。体圧を分散させるマットレスに替えるのがおすすめ」(三橋さん)
Q.朝、早く目覚めるようになってきた。睡眠時間が足りているか心配です
A.必要な時間には個人差が。自分に合う睡眠時間を調べてみて 「理想的な睡眠時間は7~8時間と言われますが、実際には個人差が。1週間ごとに6時間、7時間と睡眠時間を変えてみて、どの時間だと自分が一番体調がいいかチェックしてみましょう。ただし、起床時間は毎日同じにして比較するのがポイント」(三橋さん) MAQUIA 3月号 イラスト/リバー・リー〈Softdesign〉 取材・文/和田美穂 構成/火箱奈央(MAQUIA) ※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。