BtoB-ECのアズワン、成長の秘訣とは? 「購買システム」「BtoB-EC専用サイト」「販売店経由のネット通販」「モール経由の多チャネル」
科学機器、産業機器、病院・介護用品の商社として専門商材を販売してきたアズワンだが、これまで培ったノウハウを、食品ジャンルに生かしていく。
┌────────── 「AXELショップ」で食品事業者向け商材の販売が伸びていたんです。この食品ジャンルを専用サイトとして独立すれば、さらに成長するのではないかと考えました。食品関連のEC化率はまだまだ低いですが、伸びしろが見込めるとの判断から着手しました。(中野氏) └────────── 「as kitchen」の総アイテム数は約60万点。調理器具から衛生検査品、店舗備品、食器、日用品など、食品を扱う現場で必要な商品を集めた。在庫のある商品は午後3時までの注文に対して当日出荷。1回3000円(税込)以上の注文は送料無料で対応する。
部下には「楽しんで仕事をしてほしい」
eコマース本部の部長として要職の立場にある田中氏と中野氏は、若い社員や部下には社内でのコミュニケーションだけでなく、社外との人脈作りやイベントへの参加などを積極的に呼び掛けている。 なぜこのように考えるのか? 長らくEC事業に携わってきたこともあり、昨今は後任の育成にも余念がない。そんな2人は、EC事業に携わるスタッフに次のようなメッセージを残して取材を終えた。 ┌──────────
ECは勉強のしがいがあるビジネスモデル。難しいことも多いが、新しい知識を得られることができます。楽しみながら仕事をしてほしいなって思いますね。仕事だから当然、楽しい部分だけではない。しんどい部分も多い。しかし、ECは新しいことにチャレンジできることが多いと思います。僕自身もそれをモットーにしているし、他の人たちにも楽しみながら仕事をしてもらいたい。そのモチベーションが、最終的には事業の成長につながっていくはずです。(中野氏)
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ECは新しいことにチャレンジしやすい部門だと思います。他の部門と連携して何かを生み出す、既存のシステムを通じて新しいコラボを生み出すなど、いろんなことにチャレンジしてほしい。僕はそれがすごく楽しい。挑戦することの楽しさを経験してスキルアップしていってほしいですね。(田中氏)
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