【NFL】ブレイディがレイダースのオーナー権取得を目前に解説者デビューを果たす
NFLのレジェンドで、現在『FOX』の解説者として活躍する元クオーターバック(QB)トム・ブレイディが、ついにNFLでの経歴にリミテッドパートナーという新たな肩書きを加える日が近づいている。
東部時間8日(日)16時25分、ブレイディはナンバー1実況アナウンサーのケビン・バークハートとともに、ダラス・カウボーイズ対クリーブランド・ブラウンズの試合中継でテレビデビューを飾った。ニューイングランド・ペイトリオッツとタンパベイ・バッカニアーズでスターQBとして活躍したブレイディは、ラスベガス・レイダースの株式10%を取得する入札がようやく承認に向かっていることを知りながら、放送ブースに座っていたようだ。
関係者によると、ブレイディのリミテッドパートナーとしての承認は、早ければ10月にもリーグオーナーによる投票で可決される見込みだという。ただし、最終決定が12月に開催される労働セミナーや特別リーグ会議にまで持ち越される可能性もあるとのこと。いずれにせよ、2024年シーズンが終わるまでには、承認が完了する見通しだ。
現在、この案件はNFLの財務委員会によって審査されている。
これで、ブレイディにとっての長きにわたるプロセスに終止符が打たれることになるだろう。当初、ブレイディは2023年5月に購入が完了すると思っていたが、それ以降、1年以上にわたってNFL財務委員会による審査が続き、ブレイディに売却される株式の評価額について懸念が浮上していた。今年2月にブレイディが支払う金額が潜在的な市場価値に合わせて引き上げられ、3月にNFLコミッショナーのロジャー・グッデルが「進展している」とコメントしている。
グッデルは3月の年次リーグミーティングで、「初回の株式譲渡に関しては、どのケースも非常に厳密なプロセスを経ている。今回もそのプロセスに従っているに過ぎない」と説明した。
レイダースのオーナーであるマーク・デイビスは『NFL.com』に対し、「今はコメントすることはない」と述べる一方で、日曜日に行われたロサンゼルス・チャージャーズとの開幕戦に対する興奮を語った。