【NFL】ブレイディがレイダースのオーナー権取得を目前に解説者デビューを果たす
この件に詳しい情報筋によると、ブレイディの持ち分の評価額やFOXの解説者としての役割に関する問題はすでに解決され、現在はかなり前向きな状況にあるという。すべての関係者がブレイディの持ち分の評価額に満足していることから、ようやく財務委員会の審査からオーナー投票に進む準備が整ったとされる。オーナー投票では4分の3の賛成が必要となる。
一方、ブレイディはFOXでの放送業務を行うにあたり、活動範囲に制限がかかることを承知の上でレイダースの株式を取得することになる。ブレイディには、他チームの施設への立ち入り禁止、練習見学の禁止、そして制作ミーティングへの参加禁止といった制限事項が科される。ただし、制作チームの他のメンバーはミーティングに参加することが許されている。
通常、制作ミーティングは解説者がチームの内情をつかむための重要な場だが、ブレイディはその機会を制限されることになる。また、ブレイディは公の場で審判を批判することも禁じられているが、批判と分析の線引きには解釈の余地が残る。
ブレイディは解説者としてFOXに出演するまでの1年間、非公式に数々の試合を解説しながらそのスキルを磨いてきた。ブレイディの解説者デビューは、ここ数年で最も注目されるデビューのひとつと言えるだろう。