【レパードS】メンバー集まりハイレベル化 戦ってきた相手からミッキーファイト、ジーサイクロンらを高評価
今年から三冠最終戦トライアルに
灼熱の越後名物3歳ダート重賞は、今年からその存在感が段違いに高まった。ダート三冠整備によって、10月の最終戦ジャパンダートクラシックが誕生し、レパードSは優先出走権がかかるトライアルレースになったからだ。ケンタッキーダービー3着フォーエバーヤング、東京ダービー馬ラムジェットが出走予定の本番へ向け、挑戦権を叩きつけるのはどの馬なのか。 【アイビスSD2024 推奨馬】単回率111%&複勝率55%超え!3つの好データを持つ! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) がぜん注目度は高く、出走馬もハイレベル。前哨戦の条件も大きく変わり、以前のデータが通用しない可能性を薄々感じつつも、レース傾向を過去10年間のデータでつかんでいく。 1番人気【3-3-1-3】勝率30.0%、複勝率70.0%と堅い。ただ、2番人気以下では5番人気【2-0-1-7】勝率20.0%、複勝率30.0%、7番人気【2-1-0-7】勝率20.0%、複勝率30.0%、10番人気【2-3-2-51】勝率3.4%、複勝率12.1%など荒れっぽい。抜けた1番人気とそれ以下といった図式だが、ここもトライアルになり、上下差は縮まり、混戦に変化しそうだ。そうそう伏兵が激走するスキも少なくなっていくだろう。 ダートは大型馬が定番だが、まだ3歳ということもあり、460~478kgが【5-0-2-26】勝率15.2%、複勝率21.2%と500kg以上とそん色ない。成長途上という理由もあるが、新潟ダート1800mというコースの影響もあるのではないか。新潟は芝外回りと直線コースを軸に設計された競馬場であり、ダートコースは内回りコースの内側にしかつくれない。それでも他場より広く、中京と同じく1800mコースがある。 ただ、コース形状をみればわかるが、円に近い形をしており、曲線部分が占める割合が大きい。それでいて出口の角度がきつく、いわゆる小脚を使ってペースアップできる器用さが求められる。長いコーナーでの立ち回りを苦にするのは大型馬に多く、460~478kgの5勝に結びついているともいえる。