「銀座のクラブに1人でやって来ることも」 石破新首相の大人な横顔と独自のライフスタイル
ふんどしを締め直す
「党内に基盤がほぼなくなり、今回は推薦人集めにさえ苦労していました。が、派閥が解消されたことと、“今回の挑戦で最後、本人はとにかく本気だ”ということで、石破氏から気持ちが離れつつあったかつての同志たちは、ふんどしを締め直すような気持ちで総裁選に関わるようになったと聞きました。それでも石破氏の勝利を予想した人は身内ですらかなり少数派だったのではないでしょうか」 と、政治部デスク。もっとも、今回の勝利がこれまでの「カネやポストを配らない」といった理想主義的なスタンスの産物と見る向きは少ないようだ。 「石破氏が最終的に勝利した要因を挙げればキリがないですが、まあ一言で言えば運が良かった、タイミングが味方をしたということになるでしょうか。これまではさておき、今回は事前にポスト配分の話は当然出ていたでしょうし、結局は派閥の力学によって転がり込んできた勝利ですからね」(同) 5度目の挑戦で勝者となった石破氏は、首相となったことで変貌するのか。それとも自身のスタイルを貫けるのか。 デイリー新潮編集部
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