【福岡国際マラソン】原晋監督、陸上ファンへ“珍要望”「良い出会いない…励ましのお手紙を!」
<陸上:福岡国際マラソン>◇1日◇福岡市・平和台陸上競技場・大濠公園~福岡市西南部周回~香椎折り返し(42・195キロ) 青山学院大・原晋監督(57)が教え子の活躍を喜んだ。現在も指導に携わる卒業生の吉田祐也(27=GMOインターネットグループ)が日本歴代3位の2時間5分16秒で4年ぶりに優勝。鈴木健吾が持つ2時間4分56秒の日本記録には及ばなかったが、大迫傑の自己ベスト2時間5分29秒を超えた。 テレビ朝日系の中継で解説を務めた恩師は、レース前に「落ち着いていこう。勝ちにいこう」とアドバイス。32キロ以降で独走態勢を築くと、原監督の声にも力がこもり「良い出会いがないので、全国の吉田ファンの皆さん、励ましのお手紙をください!」と視聴者へ“珍要望”を発出する場面もあった。さらに40キロ過ぎでは「さぁさぁさぁさぁ、いけるよ、吉田!」と箱根駅伝の風物詩の運営管理車さながらに熱く鼓舞。優勝を決めると「指導者冥利(みょうり)に尽きる。練習の虫。ほんとによくやってくれました。ありがとう!」と感謝の言葉を送った。 同じく解説を務めた瀬古利彦氏からは「また箱根駅伝へ弾みがつきましたね」と来年1月の箱根路の話題を振られた。今季の大学3大駅伝は10月の出雲、11月の全日本とともに3位だが、箱根は7度の優勝と得意としている。指揮官は「いや…ありがとうございます。連覇目指します!」と2年連続8度目の優勝へ意気込んでいた。