日ハム新庄監督の約45分間の就任会見全文「試合中にインスタライブできれば最高」
――名刺には監督ではなくBIGBOSS(ビッグボス)と書かれている。 「監督とみなさん呼ばないで。ビッグボスでお願いします。新庄監督とはいらないんで。監督ぽいじゃないですか。ビッグボスでお願いします。選手も」 ――なぜビッグボスと? 「バリ島で、みんなにビッグボスと、そう呼ばれていたので、それで(笑)。僕の人生ってそんなもんなんですよ。そのとき、そのときで勘ピューターでしたいということに突き進んでいるだけなんで。(精神年齢が)まあ小学校3年生がちょっと中学生になったくらいなんですかね」 ――2006年の引退から15年。その間の野球とのかかわりは? 「まったくないです。引退して野球を見ることほとんどなかったです。今のプロ野球、若い子が、時代が、時代が(と言うでしょう)。なんか時代に逃げている感じがするんです。いい意味でも悪い意味でも16年間、向こう(バリ)にいて時代を分かっていないので新庄剛志らしく、どんどん時代の怖さなんて関係なく突き進んでいければいいと思います」 ――昨年のトライアウト参加で変化があった? 「選手にもなりたかったんですが、最終的な目標はここ(監督)だったんですよね。野球が大好きで、やっぱり僕は野球が好きなんだなと。話題性というか、真剣に受けにいったんですが、最終的に目標は、トライアウトで皆さんに注目をしてもらい、ファンを集め、次の年に監督になれたら、ファンの人たちが流れてくれたら最高だなという気持ちでトライアウトを受けました」 ――外から見て日本のプロ野球の印象は? 「そうきたか(笑)。印象はあまりないですね。(新型)コロナという時代で、ファンが球場に足を運べなかったので、ちょっと暗かったという印象はありますね。でも僕が帰ってきたからには(新型)コロナ(の感染)はなくなり、球場は満員になります。そういう運命なんで僕は」 ――チームのどこから変えて自分の色をどう出す? 「まずは顔を変えていこうかな(笑)。いいですか(笑)。やはり気持ちの面ですね。プロ野球の世界に入ってくる選手というのは一緒なんです、レベルは。メンタル的な問題があって、(選手を)伸ばせないコーチ、監督がいたと思うんですが、僕はメンタル的なものに関しては引き出す力が自分にあると思う。メンタル的なものを鍛えながら、チームにピッチャー3人、野手4人のタレントを作りあげていけば、楽しいチームになるし、タレントが生まれるということは全国に名前も背番号も顔も覚えてもらい、その時は強くなっています。そういうチームを作っていきたいと思っているし、僕が監督になって(支配下登録選手)全員がドラフトでかかった選手だと思っているんでレギュラーなんか一人も決まっていません。新人、2年目、3年目の選手がキャンプで、ガっと伸びたときに、全部を若い選手で固まるかもしれないし、開幕投手も決めていないし、今年入ったドラフト1位の子が開幕で投げているかもしれないし。争いをどんどんさせたいと思っています」 ――北海道の印象は? 「僕はふるさとがいっぱいあるんですが、そのひとつが北海道。住みやすいし、寒いのが好きな方なので。美味しいものもたくさんある。これから家の方を探して、いい家が見つかってくれれば最高です」 ――SNSでの発信は続ける? 「あのですね。球団と話し合いをして。僕はいらんことをよくあげる(投稿する)から、ルールを作ってもらって。ほんとは、今の時代、SNSというのは、もの凄く大事なものだと思うんです。できれば、試合中にインスタライブをさせてもらったら最高かなと。(球団と)話し合いを詰めていくんで、また報告します」