今日新庄氏の日ハム監督就任会見!あの“球界大御所”の意外な評価とは…「米経験と情熱への期待とパフォーマンス野球の危惧」
日ハムOBで阪神、大リーグのメッツ、ジャイアンツなどでプレーした新庄剛志氏(49)が今日4日、北海道・札幌市内で日ハム監督就任会見を行う。日ハムファンだけでなく、プロ野球ファン、球界から規格外の可能性を持つ新庄監督への期待が高まっている。“辛口”で知られる巨人OBで、ヤクルト、西武で監督を務めた“球界大御所”の広岡達朗氏の意見を聞いたが、その答えは意外なものだった。
「メジャーの厳しさを知っているのはプラス」
ついに新庄監督が就任第一声を発する。今日4日、午後2時より畑佳秀オーナー列席のもと札幌市内で就任会見に臨むことになった。果たして、どんな発言やパフォーマンスをするのか。注目が集まるが、10月29日に監督就任が発表されてからすでに球界の話題を独占してきた。 新庄氏が自身のSNSで何かを発信する度に“ネット民”はヒートアップ。10月30日にはインスタに「外野手出身監督に名監督なし」という画像を投稿して「実に面白い」と書けば、「ヤクルトの真中監督は外野手で優勝しているし大丈夫!」などの応援コメント。同日にツイッターで「たまにファンが選ぶスタメン試合を検討しています その時はよろしくお願いします」と、ファン投票によるスタメン公募プランをつぶやけば、11万件の「いいね」が付き、ネット上も「さすが新庄」「結果がどうあれ今から楽しみ」「この発想は凄い」などのポジティブな声で盛り上がった。さらに公式戦でやるのか、やるならいつか、具体的にスタメンのファン投票の募集方法は?などの議論まで始まった。 新時代の監督像の幕開けのようにも感じるが、古き良き時代の野球界を支えてきた先人は、新庄監督の誕生をどう受けとめているのだろうか。 “球界大御所”の広岡氏は新庄監督の誕生に、こんな感想を持つ。 「なぜコーチもしたことのない新庄をいきなり監督にしたのかという点に疑問はあるが、新庄の強みはメジャーリーグを経験していること。確か3年目にはマイナーにも落ちていて、アメリカの野球の厳しさを身をもって知ったことは、間違いなく指導に生きる。直接話したことはないが、テレビなどで彼が語っている話を聞く限り、しっかりとした野球理論も持っている。そして何より野球への情熱があるのがいい」 意外にも広岡氏も是非論の是から入り、新庄氏への期待を語った。メジャー経験者ではロッテの井口資仁監督も指導者経験がなくいきなり監督に就任したが、今季も最後までV争いするなど成功を収めている。