マイナ保険証の利用促進を解説!従来の保険証は2024年末に廃止が決定。6月からの医療費改定でどうなる?
従来の保険証が新規発行停止になるのはいつ?
従来の保険証は、2024年12月2日から新規発行が停止になります。 発行停止後はマイナ保険証が基本的な仕組みとして採用されるため、切り替え前に必要な手続きを進めておくのが大切です。 なお、2024年12月2日時点で有効な健康保険証は最大1年間は活用できます。
従来の保険証廃止後は「資格確認書」が必要
従来の保険証廃止後に、マイナ保険証以外で保健診察を受ける場合は「資格確認書」が必要になります。 資格確認書とは、マイナ保険証を保有していない方に向けて交付される書類のことです。 資格確認書を医療機関の窓口に提示することで、医療を受けられる仕組みになります。 資格確認書は申請の有無に関わらず無料で交付され、有効期限は5年です。 なお、マイナ保険証を所有している方でも申請すれば、資格確認書が交付されます。
まとめにかえて
マイナ保険証により、従来の保険証は2024年12月2日に新規発行の停止が決まりました。 マイナ保険証を活用することで、診断や投薬などを効率的に行えるようになるため、患者と医療従事者の双方にメリットがあります。 しかし、2024年5月時点で利用率は7.73%と普及率や認知度は高いとは言えない状況です。 従来の保険証は新規発行が停止されてからも最大1年は有効ですが、基本的な仕組みとしてはマイナ保険証に切り替わることが予想されます。 早めに必要な手続きを済ませておくのがおすすめです。
参考資料
・デジタル庁「河野大臣記者会見(令和6年7月12日)」 ・厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用について」 ・デジタル庁「マイナンバーカードの健康保険証利用の本格運用がスタートしました」 ・厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット」 ・厚生労働省「マイナ保険証の利用促進等について」 ・厚生労働省「令和6年度診療報酬改定【全体概要版】」 ・厚生労働省「2040年に向けた人口動態・医療需要等」
湯田 浩平