堂安律「見る人も退屈だったと思うけど、毎回良い試合ができるわけじゃない」…勝ち点獲得をポジティブに
フライブルクMF堂安律が、引き分けに終わったマインツ戦を振り返った。 フライブルクは3日、ブンデスリーガ第9節でマインツと対戦。試合は立ち上がりからフライブルクがボールを保持したが、自陣にブロックを敷くマインツの守備網を崩せない時間が続く。なかなか得点が奪えないと、ゲーム終盤はマインツにペースを握られることに。最後まで失点は許さなかったが、得点も奪えずにスコアレスドローとなった。 堂安律の価値はいくらまで上昇?日本代表の最新市場価値ランキングTOP20 この試合で右サイドに入った堂安は83分まで出場。チーム全体がマインツの守備網に引っかかり、アグレッシブな攻撃を繰り出せなかったことでボールもなかなか回ってこなかった。堂安は「マインツとやるといつもこんな感じなのであまり驚きはないけど、見ている人も退屈だったと思う。やっている僕らも、なんか楽しくないなと思いながらやっていた」と試合を振り返りつつ、「毎試合、いい試合ができるわけではないし、毎試合勝つこともできないので、勝ち点1を取れたことをポジティブに捉えている」と難しい試合での勝ち点獲得に満足感を示した。 試合全体を見ると、マインツ戦ではチームのやり方として堂安のポジションが5バックの右WBになるような場面が多く、攻撃に関わる回数も限定的にならざるを得なかった。そこについては「あそこをやれるようになったのは自分として大きい」としつつ、「やはりボールを奪った後に5バックに入っていると(前が)遠いので、ショートカウンターのときに僕が受けれないというのはちょっと今日感じたところ。出て行くにしても距離が遠すぎる」と語り、タスクが多い中で低い位置からどう攻撃に関わっていくかに焦点を当てている。 ここまで4ゴール1アシストと確かな結果を残しているが、「ここまで満足した試合は2試合ぐらいしかない。トップのパフォーマンスにプラス数字がついてくればもっと評価される」と語った堂安。年を追うごとに基準が上がっている中、ここからどれだけパフォーマンスを上げていくことができるか注目だ。 取材・文=林遼平