40代を過ぎると仕事が減る?美魔女かババアの二択?若さ礼賛主義の社会で考える年齢を重ねるということ
独身と既婚のコントラストがクッキリする年代
そして、仕事と同時に直面する大きな問題が、独身・既婚問題。20代の私ですら結婚・出産ラッシュで「周りに取り残されていく」感覚を存分に味わっていますが、4~50代ともなると、生き方の違いが如実に現れてきますよね。 結婚もそう、出産もそう、ほとんどの同級生はできたのに、なんで私にはできないんだろう。(『50歳になりまして』より) もちろん、どっちがいいとか悪いとかではないと思います。でも、独身の、誰にも必要とされないのかなって思う感覚、めちゃくちゃわかるんですよね。自分のために使う時間や自由は溢れるほどにあるけれど、誰かのために人生を使っている人が、羨ましくなったりする。人間って本当にないものねだり。 いくら結婚するのが当たり前という価値観が揺らいできたとはいえ、やっぱり結婚する人がマジョリティで、ドラマの主人公も当たり前に結婚する。独り身は可哀想、惨めみたいな価値観から、いつになったら完全に解放されるんだろうって、考えたりします。
人に施せる愉快なミドルエイジになりたい!
なにより、愉快で素敵なミドルエイジの人たちにたくさん出会って、若さこそ正義、価値がある、とは思えないなと感じました。もちろん、年齢を重ねて生まれる不調はあげればキリがないでしょうし、若さを失ってから気づく価値もあるのだと思います。でも、年齢を重ねるからこそ得られる豊かさや自由さも確かにあると思うのです。それに、目減りしていく一方のものに価値を置くって、辛いだけだと思うんです。だから世の中の、「若さ」や、もっと言うと「幼さ」みたいなものへの執着、礼賛みたいなものって、ちょっと異様だなと感じます。年齢を重ねるからこそ得られるものに目を向ければ、年齢を重ねること=よくないことみたいな価値観って変わる気がするんです。 若い人のために何かしてあげたい、と知識や生きる術をプレゼントしてくれるミドルエイジの人を見ると、私もいつかこうなりたい、と思います。たとえ若さを失っても、他の価値を見つけ、困っている若い人がいたら力になり、おいしいご飯を奢りまくれるミドルエイジになりたいな、と思っています。 文・構成/ヒオカ 前回記事「え、怒ってる?「簡素な超事務的LINE」にハラハラする、メッセージ長文&小刻み連打派の私のホンネ」>>
ヒオカ