「反省、一日があっという間」小学生と高校生が4泊5日の共同生活 “自立と責任感”成長を促す「公民館合宿」
特集は、子どもたちの成長を促す合宿です。長野県須坂市で小学生が公民館で合宿を行っています。サポート役は高校生。慣れない環境の中、4泊5日の共同生活を通じ、小学生は自立心を、高校生は責任感を養います。 【動画で見る】「反省、一日があっという間」小学生と高校生が4泊5日の共同生活 “自立と責任感”成長を促す「公民館合宿」
井上小学校の4年生から6年生の児童26人が、火曜日から4泊5日の「公民館通学合宿」を行っています。
午後3時―。 宿題を始める児童。 高校生: 「角度の求め方、習った?」 児童: 「習ってない」 サポートするのは、須坂高校と須坂東高校の生徒19人です。 5年生: 「家では教えてくれなくて、だけど公民館では高校生とかが教えてくれる。高校生優しいなって」
■児童には自立と協調性 高校生には責任感を
合宿は、児童には自立と協調性を養ってもらい、高校生には子どもたちとの関わり方や責任感を学んでもらおうと初めて企画されました。 発案者は地域おこし協力隊員の井上陽介さん(31)です。 発案者(地域おこし協力隊)・井上陽介さん: 「短期的な目標でいえば、この井上小学校の通学合宿に参加した子たちが地元の高校に進んで、合宿に参加してほしい。そして、その子たちがまた地元の子の面倒を見て育てて」
■一緒に夕食作り 地域住民も協力
合宿の中身やスケジュールは、高校生が考えました。 この日は合宿2日目。 高校生: 「みうちゃん、急いで!」 児童と高校生が5つの班に分かれて、風呂や宿題などのスケジュールをこなしていきます。 お風呂は近くの入浴施設を利用―。 お風呂から帰ったら宿題―。 須坂東高校3年・大山佳弥乃さん: 「良い感じじゃん!これで宿題頑張れそうですね!よし、レッツゴー!」
2班の班長は須坂東高校3年の大山佳弥乃さん。助産師を志していて、子どもと関われる機会に魅力を感じ、参加しました。 須坂東高校3年・大山佳弥乃さん: 「もとから子どもがけっこう好きで、ちょうど小学生と関われる。ゼロから企画して、自分たちと一緒に合宿する企画を魅力に感じて参加しました」