丹沢グラベルオープンゲート開催、特別開放されたオフロードを楽しんだ
丹沢グラベルオープンゲート開催、特別開放されたオフロードを楽しんだ
6月9日、神奈川県秦野市でグラベルバイクやMTBなどのオフロードバイクのライドイベント「丹沢グラベルオープンゲート」が開催された。普段走ることができない秦野市森林組合の管理する作業道を約250人のライダーが駆け抜けた。
約250人のライダーが、普段走れない森を楽しんだ
丹沢を舞台に開催されたオフロードライドイベント「丹沢グラベルオープンゲート」は、秦野市を拠点に活動している市民団体「鶴嘴-Tsuruhashi-(NPO法人丹沢を愛する会)」にバイシクルクラブ編集部が協力する形で開催された。 いままで秦野エリアでは多くの林道で車両通行止めとなっており、自転車で走ることが認められていなかった。今回、秦野市森林組合からの許可を得て特別開放された普段は立ち入り禁止の特設林道コースを走れることになった。このためオフロードを楽しめるイベントとして期待も高く、メイン会場の新東名秦野SA建設予定地には、朝早くから「普段走れないトレイルを走りたい」というライダーが集まった。 当日は開会式に秦野市の高橋昌和市長が登壇、ライダーミーティングのあと上級、中級、初級の順にそれぞれのツアーが会場をスタートしていった。
想像以上にハードなコースに、脚がいっぱいという声も
上級コースは今回最も人気があり、満員御礼での開催となった。距離約15kmながらも獲得標高約680mというハードなコース設定。 急峻な林道をヒルクライム、それも未舗装を上ってからダウンヒルを下るツアーを楽しんだ。ただし、コースはリアルに激しく、「ほんとに上級者向けなので、下りはグラベルバイクよりもMTBのほうがよかったかもしれません」というグラベルバイクでの参加者の声が聞かれたほどだった。 本来は林業のための作業道のため最低限の整備で行われた大会のため、整備されたMTBコースとも違うところもあり、飛ばすのではなく、安全に走るスキルが求められた。また、梅雨時期の丹沢にはヒルが多く発生してしまうため、その対策も呼びかけられた。 上級コースには秦野市を見下ろすビューポイントも設定され、参加者は自分たちがスタートした秦野の街を見下ろしながら里山の風景を堪能した。