家事室兼脱衣室…兼用スペース5つある間取り。小さい家でも家事ラク&ゆったり
敷地条件や予算の関係で、小さな家しか建てられないケースでも、間取りに「兼用スペース」を取り入れれば、満足度の高い家になります。5年前にハウスメーカーで延床面積30坪の家を建てたライターは、欲しかったランドリールームを脱衣所と兼用することで実現。さらに、洗面所をトイレの手洗いにも使うことで、省スペースと家事の手間を減らすことに成功しました。
延床面積30坪でも「兼用」で希望の間取りに
筆者は妻と子ども2人の4人家族で暮らしています。5年前にハウスメーカーで、2階建ての注文住宅を建てました。ちなみに延床面積は、30坪ちょっとです。 敷地の建ぺい率と容積率の関係で、これ以上大きくすることはできません。また、予算的にも建物をこれ以上大きくすることは、厳しい状況でした。 とはいえ、せっかくのマイホーム。いろいろ実現したいことがありました。たとえば、ランドリールームや書斎を取り入れた間取りなどです。 しかし、広さにも予算にも上限があるなかで、すべてを実現することはほぼ不可能。そこで考えたのが、1つの空間に2つの役割をもたせる「兼用スペース」です。 さっそく、実際に工夫して取り入れた、わが家の「兼用スペース」を紹介します。
1階の水回りを兼用にして家事ラク&省スペースを実現
まずは、1階の兼用スペースについてお話しします。 1階では水回りの2か所を、兼用スペースにしました。そのおかげで、コンパクトながらも使い勝手のよい水回りが実現できました。
●脱衣所兼ランドリールームで洗濯家事が完了!
わが家は洗面所と脱衣所を別々にしています。水回りは洗面所が起点となっていて、洗面所からは脱衣所とトイレの両方に行くことができます。そして、脱衣所は浴室につながっています。 脱衣所はその名の通り、入浴する際の着替えに使用する場所ですが、わが家ではランドリールームも兼用しています。 脱衣所をランドリールームとして活用するために、以下のアイテムを設置しています。 ・洗濯機 ・物干し竿 ・収納スペース こうすることで「服を脱ぐ→洗濯機に入れる→洗濯機スイッチON→洗濯物を干す→収納する」という一連の流れが、この脱衣所兼ランドリールームの中で完結します。