ついに10年ぶりの日高へ。CRF250Lで完走を目指した2日間【最新国産トレールバイクで伝統の日高エンデューロに挑戦! 宮崎大吾の日高参戦記 VOL.6】
いよいよ開会式
金曜日の夕方から開会式がスタート。日高モーターサイクリストクラブ代表の神保一哉さんのご挨拶から始まりますが、毎回開催の喜びを噛み締められているようなお言葉でジーンと来てしまうのです。90年代初めから日高のレースに欧州のオンタイムルールを導入した神保さんを筆頭に、競技監督の春木久史さんや大勢のスタッフ、地元の協力がありレースが存続し、参加できていることに感謝したいと思います。今年は日高山脈が全国35箇所めの国立公園として制定された記念すべき大会でもありました。 HTDE実行委員会代表の神保さんのご挨拶から始まる開会式。40年間の歴史の想いのこもった話を聞くと、日高へ戻ってきた感慨にふけることができました。
ゲストハウス二風谷でチームのみんなと焼肉
金曜日の夜はチームのみんなと焼肉で英気を養い、一同宿へ。今回は「ゲストハウス二風谷」さんへ2泊しました。ここ日高はアイヌの歴史が色こく残る地でもあり、この宿にもアイヌの歴史を伝える文献や本などがたくさん置かれていました。実はレース後の自走ツーリングでは、アイヌの歴史(アイヌ民族と和人の戦闘があった場所)を辿ったわけですが、時間があればいろいろ読んでみたかったです。 金曜、土曜はゲストハウス「二風谷」で宿泊。新しい建物で快適でした。金曜の夕食は英気を養うために焼肉。今年のJECはSUGOから始まり広島、日高のあとは最終戦の大阪がありますが、いつだって遠征は楽しいものです。
土曜日DAY1!
いよいよ土曜日DAY1、私は緊張するタイプなので過去の日高参戦では朝から吐きそうな顔をして周りの人に笑われたもんですが、今回は全く緊張しません。というのも普段は全日本クラスのNAですが、昨年から始まった、気軽に参加できるOPENクラスでの参戦だからです。このクラスは大好評で、今年も78台が参加しました。同じくCRF250Lで参戦される大阪のモーターサイクルショップ ニュートン高橋店長と申し合わせて、OPEN-Aクラスでの参戦だったのです。 軽量化カスタムを果たしているとはいえ、レーサーに比べて重量級のトレールバイクですから、攻めるのではなく、確実に走破して完走を目指すという目的でした。順位は最下位でもいい。とにかく完走!です。これ、2014年に初めてアジアクロスカントリーラリーに参戦した時と同じマインドだと気づきました。もちろん自分のタイムは気にならなくはありませんが、転倒のたびにバイクを起こす苦労や疲労、パーツ破損のリスクを考えると、全く攻める気になりません。このWebikeプラスレポートに「無念、完走ならず!」と書くわけにはいかない!
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