ついに10年ぶりの日高へ。CRF250Lで完走を目指した2日間【最新国産トレールバイクで伝統の日高エンデューロに挑戦! 宮崎大吾の日高参戦記 VOL.6】
オンタイムエンデューロのルール
さて、午後到着組を待つ間、先に到着した我々はテストの下見に行くことにしました。ここでもう一度オンタイムエンデューロのルールを簡単に説明します。「テスト」と呼ばれるタイムアタック区間と「ルート」と呼ばれる移動区間があり、基本的にはテストの合計時間で順位を競います。途中タイムチェックを受ける(各人に渡されたタイムカードに時間を記入してもらう)場所があり、事前に各自に決められた時間通りにチェックを受けなくてはいけません。 つまりルートやテストでスタックしたりマシンを破損してしまうと、「遅着」となりその時間がペナルティとして加算されます。決められた時間より早くタイムチェックを受けると「早着」として、こちらもペナルティ対象となります。つまりこのレースは、「主催者が定めた時間通り」にこなさなくてはいけないというゲーム。ダート区間は爽やかな高速区間もあれば、テクニカルな林間やガレ場、川渡りなどもありますが、全てを粛々とこなす技術と体力、気力、集中力が必要だということです。
日高のコースの下見
川渡りがあることでお馴染みの西山ET(エンデューロテスト)を下見。長靴を持参しなかった私は裸足で川渡り。内臓が悪いのか、めちゃくちゃ足裏が痛かったです(笑) 今回の日高のコースは1周の総距離123km、そのほとんどがダート路面という内容。この長いコースの中に日高高原スキー場のゲレンデを利用したクロステスト(CT)、ミシマエンデューロテスト(ミシマET)を経て長い林道区間を抜けて最初のタイムチェック(TC1)。その後西山ETという川渡りと高速林道で有名なエンデューロテストがあります。これを終えた地点でTC2(タイムチェック)。しばらく走りTC3へ。 ここでガソリン補給を行うライダーが多く、大崎さんもここで待機することになりました。その後テクニカルなエクストリームテスト(XT)、長いルートを経てTC4へ。TC3と4は同じ場所です。ここまでくればフィニッシュは目前、最後にもう一度ゲレンデのCTを走って、ようやくDAY1フィニッシュです。 オンタイムエンデューロのルールを文章にするとなんだか難しそうに見えますが、まずはやってみるとその面白さがわかるはずです。私も最初はそうでしたし、アルタイヤモーターの皆さんもいつの間にかオンタイムエンデューロにハマり、私以外にも全戦参戦する人もいたりして賑やかに楽しんでいます。 受付で配布されたコースマップ。10年前に参加した時に走った「アラビアンホース」という牧場のルートなど、今はもう走ることのできないエリアがありますが、そんなことが全く思い出せないほど十分過ぎるボリュームです。 大会本部にもタイムチェックの方法やパルクフェルメ、スタートの説明が貼り出されていました。ルートは三角形の矢印で示されていて、×マークはミスコース。林道走行の経験がなかったという梅津さんは林道が楽しすぎてマーカーを見逃しミスコースで遅着してしまっているので、油断は大敵なのです(笑)。
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