亀田興毅の国内復帰をJBCが却下
これまで亀田サイドの関係者は、ライセンス交付が認められない結果を、ある程度、予測して水面下でJBCのガバナンスに合うようなジムへの移籍を模索していた。新日本木村、角海老宝石とは、具体的な交渉まで持った。だが、それ以外は、亀田陣営そのものではなく、亀田との指名試合熱望していたWBA世界Sフライ級王者の河野公平(ワタナベ)の周辺の関係者が、いろんなジムに移籍の可能性がないのかと当たりをつけていたもので、亀田ジムが直接、手当たり次第に動いているようにされていた報道は間違っていた。しかし、今回、正式に却下という決定が下された以上、亀田陣営が直接、次の移籍先ジムを探さなければならなくなった。移籍先が「世界戦開催経験があり実績と信用のあるジム」となるとかなり限られてくる。WBO世界バンタム級王者、亀田和毅選手のように海外のリングに拠点を移してボクシング活動を再開するという選択肢も亀田サイドは考慮しているが、また亀田興毅選手の国内リング復帰の見通しは立たなくなった。 (文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル)