「監督として間を取るべきだった」春夏連覇を逃した健大高崎の指揮官が悔やんだ場面とは?
<第106回全国高校野球選手権大会:智辯学園2ー1健大高崎>◇14日◇2回戦◇甲子園 【トーナメント表】夏の甲子園 大会7日目までの結果一覧 センバツ優勝の健大高崎(群馬)は2回戦で強豪・智辯学園(奈良)と激突。9回表に1点を勝ち越され、そのまま逃げ切られ、春夏連覇はならなかった。青柳 博文監督が悔やんだ場面として挙げたのは9回、一死一、二塁のピンチで捕手ゴロを正捕手の箱山 遥人捕手(3年)のジャンピングスローでアウトにして、二死一、二塁となった場面だ。 箱山のスーパープレーで、0点で抑える予感があったかもしれない。その初球、佐坂 悠登内野手(3年)に決勝打を打たれ、勝利を逃した。 「バッテリーに油断があったわけではないですが、間合いを取るべき状況だったと思います。相手の佐坂くんは智辯学園打線で最も警戒をしていた打者でした。伝令だったり、監督として一度落ち着かせる場面でした」 とはいえ、甘く入ったボールを逃さず打った佐坂が見事だった。新基準バットが導入された初めての夏の甲子園は1つの戦術選択、間合いの取り方が勝敗を分けるほど緻密な野球が求められている。