正月太りの「ぽっこり腹」をへこませるには?美しすぎるバレエダンサーが教える、腹筋の深い鍛え方
クロスランジ
腹斜筋を鍛えるエクササイズはもう1つある。プリマ・バレリーナになった気分でやってみよう。クロスランジの応用だ。左手をバーに置くか壁につき、右手は頭の上へ(アンオーのポジション)。左足を外に開いて体の前に置く。右足を大きく後ろに引いていくが、従来のランジのように骨盤の延長線上の真後ろではなく、左足とクロスさせるように左斜め後ろに引く。その後、ヨガの木のポーズのように右足を曲げて右脇に近づける。右腕を上げたまま右足に近づけ、肘と膝をなるべく近づける。スタートポジションに戻る。左も同様に行う。これで1回。10回x3セット行う。
ダイナミック・プランク
腹筋周りが温まったら、次は板チョコのような形をした腹直筋のエクササイズだ。この部位は体幹トレーニングが王道。ジュリー・グランジェはダイナミック・プランクを好む。うつぶせから前腕と両足で体を支える姿勢になる。足の間隔はやや広めに取る。右腕と左足を同時に伸ばして地面から離す。このとき、「おへそを背骨に近づけるイメージで息を吸ってください」とジュリー・グランジェは言う。この動作を左右行って1回。10回x3セット行う。
【ウェイトは必要?】 エクササイズの効果を高めるために手首や足首にウェイトをつけるべきだろうか?場合によりけりだ。「ウェイトをつけるのは、基本動作をマスターしてからにしてください。初心者は、重さに引きずられて背中が反ってしまい、怪我につながる危険性があります」とジュリー・グランジェは言う。 【お腹に力を入れる】 エクササイズの時間がなかなか取れない人に向けにジュリー・グランジェは、ダンサー仲間ではよく知られているコツを教えてくれた。レジに並んでいる間でも通勤途中でもどこでもいい。お腹に数分間、ぎゅっと力を入れるのだ。その際は「肩の力を抜き、首を伸ばした状態でおこなってください。腹筋と姿勢の両方が鍛えられます」 【最後はストレッチ】 腹筋を使った後は十分ストレッチをしよう。ジュリー・グランジェはよくヨガのエクササイズ、たとえばハーフブリッジなどを行っている。背中を床につけ、足は曲げた状態でスタートする。息を吸いながら骨盤、そして背中を持ち上げて肩と足で体を支える。息を吐きながらスタートポジションに戻す。これを4、5回行う。
text: Tiphaine Honnet (madame.lefigaro.fr)