バイエルンFWブライアン・サラゴサがラ・リーガ復帰へ! 買取OPなしのレンタル移籍でバレンシア加入迫る
バイエルンに所属するFWブライアン・サラゴサのバレンシアへのレンタル移籍が、現実味を帯びているようだ。4日、スペイン紙『マルカ』が報じている。 スペインの“ジャックナイフ”が、今夏にラ・リーガに復帰するかもしれない。グラナダに所属していた2023-24シーズンの前半戦に強烈なインパクトを残し、1部デビューから約2カ月でスペイン代表にまで駆け上がったブライアン・サラゴサは、昨年12月にクラブ史上最高額(1500万ユーロ/約24億円)でのバイエルン移籍が決定。すると今年2月には、当初はシーズン終了後に加入する予定だったが、バイエルン側に負傷者が出たことに伴い、半年間前倒しする形でドイツへと渡った。しかし、各ポジションに代表選手を擁する“ブンデスの盟主”では、試合に絡むことすらできずに、プレータイムはわずか178分間にとどまっていた。 そして“王座奪還”を義務付けられる新シーズン、バイエルンに同選手の居場所はないようだ。『マルカ』によると、ヴァンサン・コンパニー新監督の下で始動したプレシーズンにおいて、ここまでのテストマッチでは全試合でプレー機会を貰えているものの、クラブと選手の両方が「継続性を持ってプレーする必要がある」と認識しており、買取オプションなしのレンタル移籍を模索しているとのこと。その移籍先に挙げられているのがバレンシアで、選手本人がとても気に入っている選択肢と伝えている。 また、バイエルンのマックス・エベールSD(スポーツディレクター)は、B・サラゴサのレンタル移籍先を探していることを公に認めている。『マルカ』は、同SDが「我々が擁するウィングの手札をすべて考慮した時、ブライアンはこのチームで多くのプレータイムを得るのは難しいかもしれない。我々は当然、彼の献身性を評価しているし、ブライアン自身も真のバイエルンの選手になるために、さらに成長したいと言っている」としつつ、「ただ、もしこのチームにいることでプレータイムを減らすのであれば、それは難しいことだろう。彼のために適切なレンタル先を探しているところだ」と語っていると指摘した。 なお、バレンシア側との交渉は順調で、残されているのは給与の分配に関してだが、バイエルン側は金銭面を問題視していない模様。望みはただ一つ、「ブライアンにプレーしてほしいだけ」とのことだ。
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