トイレの後に猫砂をかける猫は96%! 気になる行動の理由を獣医師が解説
トイレのまわりがすごいことに?
「ものすごく盛大に砂かけします。チップが半分以上、トイレ外に飛ばされて、部屋中に散らばります。私がすぐに片付けないと、戻ってさらに砂かけして大変なことになりますので、急いで片付けます」 「どうしてそこまで……と思うくらい一心不乱に砂をかき続けます。そこら中に散らばった砂の掃除が大変です」
猫砂ではなくて……
「砂をかけている素振りだけど、実は砂をかけずトイレのフチをかいて隠しているフリをしてます」 「トイレを済ませた後、近くへ来てフローリングの床で砂をかけるしぐさをします。トイレを済ませたよという合図です」 「砂がないところで、砂をかいているしぐさをする」 「トイレの縁や壁などをカキカキしていることが多い」 「砂をかけるしぐさはしているが、まったく砂をかけられていない。壁ばかり引っ掻いている」
ほかにも、こんなエピソードが!
「必ず全部隠して、そのあと部屋中大暴れ」 「一心不乱に同居猫の分まで埋めている」 「真剣な顔でかいてるが、砂はまったく触らず壁とか空中をかいてる」 「1匹はきちんと砂をかいて隠します。もう1匹はトイレの端っこをかいて、砂をかきません。大体ウンチは隠れてません」 「トイレが終わったことに気づいてほしいときは豪快に撒き散らし、それ以外のときは無難にトイレ内に収まるように砂かけしてます」 「日によってウンチを完璧に埋めるときと、何もせずそのまま放っておくときがある。どんな理由なのか、さっぱりわからない。埋めるときは結構しっかり砂をかけるので 、スコップで掘ってようやく見つけるなんてこともあります」 「お兄ちゃんはしつこいくらい砂かけしています。弟くんはトイレ自体を引っ掻いていて、肝心の物にはかかっていなくて、あとで兄ちゃんがかけています。背中が怒っています」
【獣医師解説】猫がトイレをした後、排泄物に猫砂をかけるしぐさをするワケ
猫はなぜトイレ後に、排泄物に猫砂をかけるのでしょうか。その理由について、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。 白山先生: 「排泄物には、猫それぞれの特有のニオイが含まれています。猫が排泄物に砂をかけるのは、そういった自分自身のニオイや情報源を隠そうとする本能的な行動のひとつだといわれています。『敵や獲物に自分の存在を知られたくない』『自分がここで排泄していることを知られたくない』などの理由が考えられています。 多くの猫は、トイレの後に砂かけのしぐさをすると思います。神経質なタイプや外で暮らしていた経験のある猫などは、砂かけのしぐさがよく見られる可能性があるでしょう」