なぜ西武の山川穂高は118kgドラ1渡部健人の減量不要論を説いたのか…「体重は重ければ重いほど飛ぶ」
西武の山川穂高(29)が26日、埼玉所沢市の球団施設で自主トレを公開、オンライン取材に応じた。右足首に故障を抱える山川はキャンプも高知のB班スタート。例年と違うスロー調整で開幕に合わせる考えで打撃フォームを2年連続本塁打王獲得バージョンに戻したことを明らかにし「最低40本以上でタイトルを」と誓った。またドラフト1位の“よくばり君”こと渡部健人(22、桐蔭横浜大)には、「重ければ重いほど打球は飛ぶ。痩せなくていい」と、減量不要論を説いた。球界屈指の最重量メンバーで山賊打線を復活させる?!
打撃フォームを2年連続本塁打王バージョンに戻す
例年とはガラっと調整スタイルを変えた。 これまでは「自主トレから差をつけることを目標」として、沖縄からソフトバンクの松田宣浩(37)が主催する合同自主トレに合流して「120%の状態で飛ばして」体を作りあげキャンプでさらに追い込み開幕を迎えるパターンだった。 しかし、今年は「足を治すことを最優先に例年よりも練習量を減らした。80%で自主トレをやった」という。 自主トレ中は昨夏に痛め激痛を我慢しながらプレーしてきた右足首の治療を最優先課題にしてきた。沖縄では旧知の整骨院に通い「ラクリス」という電気治療器を使って「今では痛みを感じない」くらいまでに回復した。 「打つ、投げる、走るは80パーセント以上の状態でできる。(バッティングも)強くは振っている。あとはスパイクを履いて外で打ってどうなるか」 それでも高知のB班スタートとなったキャンプでは、「ちょっとだけノンビリ。今も慎重に慎重にやっている。足と相談して開幕で100%にできるキャンプにしたいと思う」と、入団以来初めてとなるスロー調整を決断した。 打撃フォームも変えた。変えたというより2018年、2019年の2年連続本塁打を獲得した当時のバージョンに戻した。 「ホームランを一番打てるフォームに戻した。率は関係なしというか、2割8分くらいを目指してホームランを50本以上、最低でも40本を打てるフォームにしている。フルスイングしやすいフォームに」