旅の新トレンド「分散型ホテル」おすすめ 10
室内は、商店街の空きテナントだったことが信じられないほどラグジュアリーな雰囲気。あえてコンクリートをむき出しにするなど、テナントが入っていた歴史やビルらしさを残しつつ、ホテルのスイートルームのようなデザインに仕上げている。 写真の「コスモスビル 401」は99平米を誇る「ビル泊」のフラッグシップルーム。隠れ家のような雰囲気で、ペット同伴OKなのも嬉しい。
また、遊び心あふれるインテリアが特徴の「YSビル」(写真)は、3つの部屋をつなげて最大13名まで宿泊可能。ほかにもロフト付きの客室や一棟貸しタイプなどがラインアップし、さまざまな旅行スタイルに対応できるのが嬉しい。いずれもインテリアが異なるというのも、再訪したくなるポイント! すべての客室にはプロジェクターが備わるほか、静岡に本社をおく模型メーカー「タミヤ」のプラモデルパーツがあしらわれたアート作品が展示されている。
静岡発のフルーツタルト専門店「キルフェボン」の限定タルトが堪能できるプランなど、地域のお店や企業とコラボレーションしたサービスも積極的に実施している「ビル泊」。 食事は商店街に繰り出し外食を楽しむのはもちろん、静岡で人気の「のへそ」の寿司職人を部屋に招くことができる出張寿司プランも! ちなみに朝食は系列のカフェ「BLUE BOOKS Café」から届けてもらうことが可能だ。 2024年4月には2室増え、現在は7棟12室に。2025年1月にはレセプションを移転し、カフェラウンジも新設予定だとか。 ビル泊 住所/静岡県静岡市葵区紺屋町1-5協友ビルB1F(レセプション) tel. 054-292-6800
日本色/静岡・用宗
前述「ビル泊」を運営する「CSAトラベル」とグループ企業の「CSA不動産」が町の開発から手がけているのが静岡県の小さな港町、用宗(もちむね)エリア。ノスタルジックな町並みの中におしゃれなショップやレストラン、ブリュワリーなどが並び、ぶらりと散策するのにぴったりの町だ。 「日本色(にほんいろ)」はそんな用宗にある分散型ホテル。全8棟ある客室棟はすべて一棟貸しで、それぞれのエントランスには日本の伝統的な色を使ったのれんがかかる。また、現在古民家を改装した棟を2棟増築中で、全10棟となる予定だそう。