(次期衆院選)立憲民主党が「受け皿」となるためには?
2024年の活動計画案で立憲民主党は、「自民党を超える議席の確保を追究する」と明記、大串氏も取材に対し、「自民に代わるもうひとつの軸を作りたい」と強調しています。 大串博志氏「立憲民主党ではまず200名の候補者擁立を目指していて、現在(収録時点)186名、185選挙区まで来ています。自民党に対し選択肢となりうる候補者を、全国に200人擁立したい。あと15名くらい、頑張っていきたいと思います」 候補者の人選として、大切にしている視点は。 大串氏は「有権者に対し、自民党に代わるもうひとつの選択肢を示すことが大切」と語ります。 大串氏「ひとりひとりの働く人たちや、生活者、消費者の目線に立ち動くのが立憲民主党の基本。カネやしがらみ、大きな組織・団体でなく、ひとりひとりの目線に寄り添って動ける、熱意や思いをもって活動し、国会に声を届けたい人に声を掛けています」 MC伊藤由佳莉「自民党に厳しい風当たりの今、立憲民主党にとってはチャンスですが、勝てる候補でなく、きちんと議席を預かれる候補ということでしょうか?」 大串氏は、「真摯に有権者の声を受け止められる熱意を持ち、活動する人が勝てる候補」と語ります。幸い地方組織も層が厚く、「皆さんと相談しながらいろいろな候補が挙がってきている」そうです。 立憲民主党では公募も行う上、今年からは「りっけん政治塾」を開催。政治塾には500名を超える参加者が集まり、うち約100名が実際に政治に参加したいと手を挙げているとのことです。 大串氏「多くのかたがたはこれまでにつながりがあった方。想いを同じくできる人の中から、(政治の世界に)飛び込んでいただける形を作れたらなと思います」
接戦でも競り負けないための2つの戦略
前回、2021年衆院選では、1万票以内の差で競り負けた「接戦区」が34ありました。そうした結果をひっくり返すためには。 大串氏「まずはひとりひとりの候補者の力を高めるのが重要。候補者のもとに行き、各候補者の活動を盛り上げたり、アドバイスをしたりしています」 加えて、「流れを作るには全体の絵姿が非常に重要」と力を入れます。 大串氏「立憲民主党が、カネとしがらみにとらわれている自民党から政治を変えていくという皆さんの声を受け止められる受け皿として認識してもらえる立場になることが大切」 大串氏「この衆院選で、しがらみや癒着、カネに絡め取られたものではない、本当に私たちの声を聞いてくれる政治に代わるポジションは、立憲民主党しかないという全体の絵姿を、作っていきたい」