【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)
新品バッテリーでの始動に感動!
さて、このKLXで密かに気になっていたこと……それは始動。始動時のセルモーターの動きが鈍いと感じていました。バッテリー放電スピードが若干速いようにも感じます。これは見直すべきと考えました。 本来、KLX125には輸出仕様の兄弟車で150があったと思うんですが、そちらのセルがうちのKLXのようにイマイチ元気よく回らなかったとしたら、125ccよりも圧縮が強いであろう150ccのエンジンを始動できるのだろうか?と思っていたんですよ。 じゃあ、もっと強いセルモーターを積んでるのか?とも考えましたが、共通のセルモーターを積むほうがメーカー的にはコストを抑えられるのでは?と。 今年も四国遠征が確定したことですし、思い切って信頼性の高いバッテリーに交換して、セルの回り具合も確認してみたいもの。 デイトナの「DYTX7L-BS」(標準価格9,680円)。信頼性と入手しやすさで、この製品にしました。きちんとした充電済みのメンテナンスフリーバッテリーですが、車庫で追い焚き充電を2~3時間ほど実施。その間に、古いバッテリーを外した跡の清掃と、シートレールのサビたところの補修塗装。塗料が乾燥したころに「DYTX7L-BS」を積んで結線。 シートやシートバンド、サイドカバーの取り付けはKLX愛用者には手慣れた作業。さあ、この新しいバッテリーに交換しての始動性はどうでしょう? ……目からウロコが落ちるくらい、セルの回り具合もエンジンのかかりも違いました! 古いバッテリーは交換すべきというセオリーは知っていたものの、こうも違う!? セルの勢いや放電が気になってきたら、信頼ある製品にぜひ交換すべきです。 ■充電しても、ふっと電力の落ちる元からのバッテリーに不安を感じてデイトナのDYTX7L-BSを選択。信頼性は確実なんだけど、セルの回り方も変わるかな? ■こちらバッテリー本体。DはデイトナのD、YTXの記号は安心のユアサ系でしょう。よくわからない外国バッテリーも増えたご時世、機材用も含め、信頼性は大事です。 ■充電されているはずながら老婆心で追い焚き充電しておきました。でもデフォルトで十分に電力があります。 ■さあ、交換です。カバーを外しておそらく劣化している古いバッテリーを外します。 ■外した後のトレイや端子も、この際だからきれいに清掃。 ■元のサビ状態を思い起こさせるシートレール部。補修塗装で対処します。 ■マフラー側も補修が落ちて根深いサビがコンニチワしていました。ガシガシ落とします。 ■養生テープとチラシ紙でマスキングして補修塗装。この間にバッテリー追い焚き充電。 ■DYTX7L-BSを搭載。あとはカバーを付けて車体復旧すればOKなのです。完成後にセルボタンを押した瞬間、活気あるセルの回りと始動の良さに会心のスマイル!
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