中学受験でスケジュールを立てるときに「絶対にやってはいけない」3つのこと
開成番長こと個別指導塾TESTEA(テスティー)塾長の繁田和貴です。今回は「子どもとスケジュールを立てるときに絶対にやってはいけない3つのこと」について書こうと思います。 先日の記事で、勉強のスケジュールを立てることが成績アップの簡単な秘訣だとお伝えしました。今回はそれをもう少し掘り下げて、親子でスケジュールを立てるときにありがちな失敗をお伝えします。 スケジュールには素晴らしい力があり、ぜひスケジュールを立て、継続的に見直してもらいたいのですが、気をつけないとその魅力が子どもに伝わりません。それどころか、親がやりがちなこれらの失敗によって、子どもに「スケジュールなんか立てなければよかった」と思わせてしまうことが多いです。そうならないように、「3つの失敗」に注意して、お子さんの良い頑張りを引き出してあげてください。※繁田さんは開成中学・開成高校を経て、東京大学経済学部を卒業。開成在学時代には数々の逸話を残してきた通称「開成番長」。現在は、個別指導塾TESTEAの塾長として、開成・桜蔭・東大早慶をはじめとする最難関校に数多くの合格者を輩出している。 小6の春、夏休み、冬~直前期の1日の勉強時間は?
やってはいけない失敗その1:子どもの立てた計画にケチをつける
人は「やるべきこと」を押し付けられるのが嫌いな生き物です。自分で決めた内容だからこそ、当事者意識を持ってやり遂げたいと思うもの。大人でもそうであるように、子どもも同じです。 ですからスケジュールを立てるときには子どもが主体となり、あくまでも保護者はサポートという位置づけでやらなければいけません。初めてスケジュールを立てるときには、無理なスケジュールや不十分なスケジュールができあがるものです。 何事も初めてやることがいきなりうまくいくことはありません。「そんなんじゃダメよ!」と言いたくなるのをグッとこらえて、まずはスケジュールを立てたことを褒めましょう。それで1週間やってみて、ダメだったら翌週は改善すればよいだけのことです。 子どもに「できないことをやらされて、頑張ってやってみたら叱られた。スケジュールを立てるのなんてもうやりたくない」と、思わせないようにご注意ください。