鹿島・鈴木優磨が名古屋戦で一発退場 相手ファウルに胸アタックで報復
J1鹿島のFW鈴木優磨(28)が、9日のホーム・名古屋戦で一発退場となった。 0―0の後半12分、左サイドでボールを受けた鈴木はドリブル突破を試みる中、相手MF椎橋慧也にファウルでをタッチライン外に押し倒されるような形になった。 これに激高して椎橋に胸をぶつけて抗議。これをきっかけに両軍選手が入り乱れて場内は騒然となり、一触即発の雰囲気となった。主審は後半12分、ファウルをした椎橋へイエローカードを提示、同13分には鈴木へレッドカードを出した。鈴木のレッドはJリーグでは初となった。 鈴木は驚きの表情を浮かべた後に苦笑い。鹿島ベンチは猛抗議したが、判定は覆らなかった。試合は0―0の引き分け。4位鹿島にとって、アジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)圏内(3位以内)へ望みをつなぐには、痛いドローになった。 中後雅喜監督は「勝ち点3がほしい試合だった」と悔しさをにじませた。
東スポWEB