【ホラー】友達の家にお泊まりして恐怖体験!?恐ろしい鬼に出会ってしまうも予想外なストーリー展開に衝撃【漫画家に聞く】
コミックシーモアにて『鬼妃~「愛してる」は、怖いこと』を連載し、SNSにも投稿している町田とし子(@matidatosiko)さん。原作は鉈⼿璃彩⼦さんの同名⼈気⼩説で、主⼈公がネットに怪談朗読を投稿したことがきっかけで物語が展開してゆく。今回は本作を紹介するとともに、町田とし子(@matidatosiko)さんに原作を読んだときの感想などについても伺った。 【漫画】本編を読む ※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。 これは主人公の亜瑚が故郷の里で実際に体験した出来事だと言う。中学を出るまでの間はある村に住んでいて、同い年の子は3人だけ。その中でもCちゃんという子と仲がよかった。 Cちゃんのお家に初めて泊まった日、夜寝ていると亜瑚は何かが近寄って来る気配を感じた。布団にうずくまって怯えていると、Cちゃんが「この子は違う…」と寝ながら話す。そして、亜瑚の肩に何かの手が触れるが、恐怖で少しも声が出ない亜瑚。そして、目を覚ますと朝になっていた。 亜瑚が住んでいた村にはある言い伝えがあり、村で災害を起こす恐ろしい鬼がいたが、鬼を封じた一族がCちゃんのご先祖様だと言われている。亜瑚はこの体験談をネットの怪談朗読に軽い気持ちで投稿。 すると、その後兄から電話があり、なんと昨日Cちゃんこと知影ちゃんが亡くなったとのことだ。亜瑚は久しぶりに故郷に帰省して知影ちゃんのお葬式に参加するが、そこで変わり果てた姿の知影ちゃんのご遺体を対面するのであった…。 ――町田とし子さんが原作を読んだときの感想について、お聞かせください。 友人の死を弔うために里帰りした先で怪異に会うこの作品ですが、私自身田舎に住んでいたのですごく主人公に感情移入してしまいました。とにかく田舎の自然の美しさと鬱屈さがとてもリアルで引き込まれました。そしてストーリーも…最後が本当に衝撃的でした。 ――本作で印象的な場面があれば教えてください。 私自身、怪談朗読を聞きながら作業することが多いので、亜瑚ちゃんが物語の最初で朗読しながら自身の体験を話すシーンは引き込まれました。私も子どものころは仏壇の間で就寝していたことが多かったので、そのときの雰囲気も思い出して「この体験、ありそう」と感じられました。 果たして、知景ちゃんの死はネットに投稿した怪談朗読と関係があるのだろうか…!?本作は2024年8月7日に電子コミックス第1巻(新潮社KANATAレーベル)も発売しているので、気になればぜひ読んでみて! 取材協力:町田とし子(@matidatosiko)