今週末のブンデス最大の注目試合バイエルンvsレヴァークーゼン 勝敗のカギはバイエルンのハイプレス
盟主vs昨季優勝チーム
28日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはブンデスリーガ第5節でレヴァークーゼンと対戦する。 [映像]ブンデスリーガ第4節 ブレーメン対バイエルン・ミュンヘン ハイライト 昨季無敗でブンデスリーガを制したシャビ・アロンソ監督率いるレヴァークーゼンをホームに迎えるこの試合は、開幕から唯一4戦全勝で来ているバイエルンの真の実力が試される重要な一戦となるだろう。 このシーズン序盤最大のビッグマッチを前にドイツ紙『Bild』は、今季から指揮を執っているヴァンサン・コンパニ監督によってバイエルンに導入された守備時のハイプレスが勝敗に大きく関わって来ると予想している。 「バイエルンは首位に立ち、全ての試合に勝っている。これはコンパニ監督による新たな戦術のおかげだ。非常に高い位置から相手チームにアタックするトータルプレッシングとも呼べるような守備だ。彼らは相手ペナルティエリア前からでもプレスを始める」 「これまでの相手に対しては、この戦術はとてもよく機能した。しかし彼らの中に間違いなくトップレベルであると呼べるようなチームはいなかった。したがって、バイエルンはリーグ王者のレヴァークーゼンが相手でもこの戦術を信じられるのかという大きな疑問が湧いてくる。対戦チームにプレスを回避されたら、バイエルンの後方には大きなスペースがあって非常に脆い状態にあるからだ。そしてレヴァークーゼンは本当に危険な攻撃を仕掛けてくる」 レヴァークーゼンの実力を考えて、バイエルンがこれまでよりも低い位置に構えて守備を構築する可能性もあるが、ハリー・ケインが現地メディアの取材に応じた際、「僕らがレヴァークーゼン戦で戦術を変えることなんて想像できない。この戦い方は監督がもたらしてくれたもので、とても上手く行っている」とコメントしたように、選手達は現在のスタイルに手応えを感じていることから、今までと同じやり方を貫くことも十分に考えられる。 直近の公式戦3試合で計20ゴールと攻撃陣が爆発中のバイエルンだが、レヴァークーゼン戦ではむしろ守備が注目点となりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部