Pixel以外のAndroidスマホにはもう戻れない
3. 圧倒的なカメラの品質
2016年に初代Pixelが登場して以来、Pixelスマホはそのカメラの画質に定評があります。 競合他社が何年もの間、カメラの解像度を上げることに躍起になっていたのに対し、Googleでは12MPセンサー(1200万画素)のままで最初の5世代のPixelで最大限に活用することに注力していました。 そして、やがて新しいセンサーが搭載されると、写真の質は飛躍的に向上しました。 Pixelを購入するまでの3年間、デジタル一眼レフとレンズ2本を毎日持ち歩いていた私ですが、ぱっと撮影してもいい写真が撮れると確信が持てるのはPixelを置いてほかにないと断言できます。 Pixelで撮った写真はほぼいずれも、均等に光が当たり、シャープで全体的にかなり詳細に撮れています。また、彩度がやや高めで「Pixelらしい」写真に仕上がっています。試しに、私がPixel 4aで撮った夜空の写真をご覧ください。 Googleの標準カメラアプリに搭載されているAI機能もかなり優れています。 ナイトモードなら、他のどのAndroidよりもすばらしい夜間の写真が撮れます。
4. 軽快なパフォーマンス
ハードウェアのスペックに関して言えば、Pixelはコスパ的にはベストとは言えないのは確かです。 モバイル向けにGoogleが開発したプロセッサー、Tensorのラインアップは、Qualcomm社のSnapdragonやApple社のBionicと肩を並べるとGoogleが期待していたほどの成果にはつながりませんでしたが、それでも日常使いならパフォーマンス的にはなんら不足はないでしょう。 スペックやベンチマークの数値も重要ではありますが、リアルの使用感はまた別の意味で重要です。経年とともにスマホが遅くなっていくのには理由がありますが、Pixelならそんな不具合に直面することはありません。 私が使っているPixel 7aにはTensor G2チップが搭載されていますが、遅れやパフォーマンスの問題を感じさせることなく、まったく問題なく動作しています。 2020年に発売された私のPixel 4aでさえ、普段使いならまだ問題なく使えますが、これにはQualcommの旧世代のSnapdragon 730Gチップが搭載されているので、あまり比較の対象にはならないでしょう。