【2024年最新・エリア別】アートとグルメを堪能、Penおすすすめの青森旅
3.ウィーン菓子 シュトラウス
1日の締めくくりは、青森駅から徒歩10分のアーケード街にある「ウィーン菓子 シュトラウス」へ。ウィーン菓子 シュトラウスは、1893年創業の老舗和菓子店「甘精堂本店」に併設された洋菓子店。甘精堂本店の5代目社長である故・三浦祐一さんが、オーストリアで7年間修業を積み、当時まだ日本で取得している人が少なかったオーストリアの国家公認菓子職人の最高位である資格「コンディトア・マイスター」を取得。帰国後、1987年に同店の2階にカフェをオープンさせた。 40年近く経ったいまも、三浦さんの秘伝のレシピが受け継がれ、まるで現地のような空間の中で、オーストリアの伝統的なスイーツが楽しめる。 いちばんの人気は、本場オーストリアのつくり方や味を忠実に再現した「ザッハートルテ」。使用するチョコレートは、大理石の上で温度調整をしながら丁寧にテンパリングしているので、見た目の美しさはもちろん口溶けも豊か。生地にサンドしたアプリコットジャムの酸味が、濃厚なチョコレートフォンダンの甘みをより一層引き立てている。
番外編 Penがお薦めする、青森を堪能できる宿2選
2泊以上の長期滞在をするのなら、ローカルな魅力を味わえる個性的な宿へ。番外編では、青森ならではのグルメや体験ができる2件をご紹介。美術館からは少し離れるが、無料のシャトルバスや県内ではお手頃な価格の往復貸切タクシーも出ているので、利用してみて欲しい。
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
奥入瀬渓流沿いに立つ唯一のリゾートホテルとして知られる、「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」。「渓流スローライフ」をコンセプトに渓流が目の前に広がる露天風呂や、奥入瀬渓流を巡るワークショップなど、自然を通じて心から満たされる滞在ができるホテルとして、連日国内外から多くの観光客が訪れている。 奥入瀬の美しい景観はもちろんだが、岡本太郎の作品である2つの巨大暖炉に注目して欲しい。東館にある『大暖炉「森の神話」』はラウンジに、『大暖炉 「河神」』は無料のカフェコーナーになっているので、人が少ない朝と深夜、静まり返った暖炉でドリンクを飲みながらじっくり旅の疲れを癒してみては。
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- 【写真】日本を代表する建築家・青木淳による青森県立美術館の建築外観。隣の「三内丸山遺跡」から着想を得て、発掘現場のトレンチ(壕)のように地面を幾何学的に切り込むように設計された。
- 【写真】左:奈良美智『あおもり犬』 奈良の作品世界に通底する哀愁を帯びた犬の立体作品は、複雑な現代社会に生きる人々の共感を呼ぶ。 ©︎Yoshitomo Nara
- 【写真】左:あべ鶏のB・L・Tベーグル¥1,250 右:県産牛のビーフカレー¥1,350
- 【写真】ACACの略称で親しまれる当館へのアプローチ。アーチ型のトンネルは雪が降ちにくく設計されるとともに、くぐり抜ける時に森に埋没するような感覚を味わうことができる。
- 【写真】2階にあるカフェは、ウィーンのカフェを参考にしたクラシカルな雰囲気。1階は、甘精堂本店の和菓子とシュトラウスのスイーツを購入できるショップになっている。