【社会人野球】ＥＮＥＯＳの大久保秀昭監督が退任 史上最多の都市対抗Ｖ４度を誇る名将 日本選手権で最後の指揮
社会人野球の名門・ＥＮＥＯＳは、史上最多の都市対抗優勝４度を誇る名将・大久保秀昭監督（５５）が１２月１日付で退任することを発表した。後任には宮沢健太郎ヘッドコーチ（４４）が昇格する。２９日開幕の日本選手権（京セラＤ）が最後の指揮になる。 大久保監督は現役時代、捕手として近鉄、横浜（現ＤｅＮＡ）でプレー。引退後は横浜２軍（湘南）のコーチを経て、新日本石油ＥＮＥＯＳの監督を務め、都市対抗を３度制覇した。 １５年春から、慶大では江藤省三氏以来２人目となるプロ出身の監督として指揮した。自身が主将を務めた時以来の連覇を１７年秋、１８年春に成し遂げ、１６年秋以降は常に勝ち点４以上と、屈指の強さを誇った。学生野球で最後の指揮となった１９年秋には、リーグ優勝と明治神宮大会制覇へと導いた。 １９年１２月１日からはＪＸ―ＥＮＥＯＳの監督に復帰。５年連続で都市対抗本大会への出場に導き、２２年には史上最多１２度目の優勝を成し遂げた。 まだ５５歳。今後はこれまでに得た知見を、広くプロ・アマ球界へと還元していくことになりそうだ。
報知新聞社
