「“暖房”する前に要注意」自宅のエアコンは大丈夫?冷房機能を使った後の放置はNG…節約アドバイザーが教えるチェックポイント3選
室外機のこと、忘れていませんか?
エアコン内部だけでなく、季節の変わり目には室外機の確認も必要なのだそう。 「室外機は冷房使用時も暖房使用時も風通しを良くすることが基本です。風が出てくる吹出口を塞いでしまうと、余計に電力がかかってしまいます。オフシーズンに室外機にカバーをかける方もいらっしゃいますが、カバーをかけているのを忘れてそのまま稼働させてしまうのは非常に良くないので改めて確認しましょう。 さらに秋は落ち葉や雑草が室外機周りに発生しやすいものです。そういったもので風通しが悪くなっていないかの確認も必要ですね」(和田さん)
「試運転」で万が一の事態にも安心
夏の間はずっと冷房機能を使用していたのに、肌寒くなっていきなり暖房をつける前には「試運転」をすると良いのだそう。 「実際に暖房を使い始める前に、一度最も高い温度にした状態で5分から10分ぐらい稼働させてみましょう。多くのエアコンが最高温度は31℃くらいだと思います。試運転をして不具合があったら修理や買い換えを検討する必要がありますが、『いますぐ使いたいのに』という時では間に合わないこともあります。冬の寒さは他の暖房器具やたくさん着混むことでなんとかしのげることもありますから、冷房ほど命の危険がありませんが、きちんと稼働するかっていうのは、確認はしといた方がいいかなとも思います」(和田さん) 「そこまでしなくても……まぁ動くでしょ」と思った方は要注意!今年は異例ともいえる暑さが長く続いたこともあり、例年以上にエアコンを酷使した方が多いはず。かなり多くのご家庭で「エアコンが壊れた!」「エアコンの調子が悪くなった!」と訴える声があがっています。肌寒くなってからいざ暖房をつけよう!としても故障していては困ります。いまのうちにエアコンの状態を確認しておきたいですね。
■和田由貴さん 消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。 取材・文/松本果歩
MonoMaxWeb編集部
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