[MOM4847]広島県MF太田大翔(広島ユース、1年)_全国決勝で鮮烈ゴール!期待のボランチが攻守で躍動
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [9.25 国スポ少年男子決勝 佐賀県 1-2(延長)広島県 駅スタ] 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 広島県が2016年以来2度目の優勝。指揮を執った遠藤真仁監督(広島ユース)がキーマンに挙げ、「この大会は彼がやってくれないと優勝っていうのは難しいと思っていた」というボランチが決勝でも躍動した。 MF太田大翔(広島ユース、1年)は前半12分、右中間で右WB梅田大翔(広島ユース、2年)からのマイナスのパスを引き出すと、右足ダイレクトでミドルシュート。前日の準決勝では大きく打ち上げてしまっていたために「抑えて打った」。その一撃は素晴らしい軌道を描いてファーポストを叩くと内側へ跳ね返り、ゴールラインを越えた。 遠藤監督は「ちょっと今日、顔つきがいつも以上にキリッとしてたんで、何かやってくれるかなと」。その太田が“アウェー”の会場を沈黙させるようなスーパーゴールで先制点を叩き出した。 太田はゴール後もボランチの位置からFWを追い越す形でPAへ抜け出してシュートを打ち込む。また、プレーエリア広く動き回り、セカンドボールを回収。そして、高さを発揮して相手の攻撃を食い止めていた。 今大会はソレッソ熊本時代からのチームメートで注目MFの野口蓮斗(広島ユース、1年)が、プレミアリーグWEST出場後の準決勝から参戦。国スポは疲労も残る中でのプレーとなるため、広島にとって太田の活躍は必須だった。 その中で、太田は遠藤監督も称賛するパフォーマンスで優勝に貢献。太田はソレッソ熊本に所属していた昨年の日本クラブユース選手権(U-15)大会決勝で、後半終了間際の2失点によって逆転負けを喫している。「そういうところは気持ちが強かった」というMFは今回、全国決勝で躍動して勝利。「(日本一は)とても嬉しかったです」と微笑んだ。 U-15日本代表候補歴を持つ太田は今後、プレミアリーグWESTでの活躍、またU-16日本代表のU17アジアカップ予選(10月)メンバー入りを狙っている。この日のプレーにも「まだまだできたと思うんですけど」と満足はしておらず、「守備ではもっと前から繋がったり、自分のところで奪ったり、攻撃のところはあと1点とか、アシストとかできたら良かった」と加えた。 目標を達成するためにも、これから自分の成長曲線を変えること。野口のように広島ユースでプレミアリーグWESTの出場チャンスを掴み、活躍してU-16日本代表入りを勝ち取る。 noyahoobody>