カフェでは何もしないと決めている尾崎世界観が唯一することとは
ミュージシャンと作家の二刀流で活躍する尾崎世界観さん。カフェでの過ごし方や好きな雰囲気のカフェを教えてもらいました。
〈尾崎世界観〉
ミュージシャン おざき・せかいかん/バンド「クリープハイプ」のボーカル、ギター。作家としても活動しており、『母影』が芥川賞にノミネートされた。4年ぶりとなる小説「転の声」を『文學界』に発表。7月に新曲『あと5秒』を配信リリース。
尾崎世界観「カフェではあえて何もせずに仕事と距離をとる」
「仕事する」と決めてカフェに行くと「何もできなかったらどうしよう」と不安になってしまう。だから、カフェでは何もしないことにしています。何かするとしても、スマホで大好きなプロ野球の試合を観るくらい。リラックスしたいから、おしゃれな店にはあまり行きません。あと、豆にとびっきりこだわっているようなところも、試されている気がして、一人で行くと緊張してしまう。誰もこちらのことなんて気にしてないのはわかっているんですけど。 好きなのは、ビルとビルの間や、カプセルホテルのロビーなどにひっそりと佇む“隙間カフェ”。そうした店って、普段は気にかけないから素通りしがちなんですが、空き時間ができるとやたらと目に入ってくるのが不思議です。
〈Brown's Books & Cafe〉
住所:東京都世田谷区代沢5-32-13 5F TEL:03-6805-2640 営業時間:13:00~19:00 定休日:月~金、祝休 席数:10席 雑誌『バァフアウト!』編集部を土日限定でブックカフェとして開放。
photo_Eri Morikawa styling_Hiroaki Iriyama hair & make_Natsuko Makino text_Marie Takada