「おしゃれな家具を置いたのに…」「ものを減らしたら殺風景に…」プロが教える<インテリアが確実に変わる>解決法とは?意識すべきはたった<1m>
「自分にはインテリアのセンスがない…」「どうやったらおしゃれな部屋になるのか…」一級建築士・インテリアコーディネーターとして活躍する大塚彬子さんのもとには、こうしたお悩みが寄せられるそう。その大塚さんは「お部屋をセンス良く見せるのに、ルールは不要!」と話します。そこで今回、大塚さんの自著『この3つで劇的にあか抜ける 人生が変わるインテリア』から部屋づくりのコツをお届けします。 【イラスト】確実にインテリアが変わる!「視界1mの範囲」目安はこのあたり * * * * * * * ◆幸せな人生にたどり着くためのインテリア成功へのプロセス 「自分にはセンスがない」 「どうやったら(そんなに)おしゃれなお部屋になるのかわからない」 多くの方から寄せられるお悩みです。 SNSの急速な普及によって、素敵なインテリアの写真や情報を手軽にたくさん集められるようになりました。 便利な反面、自分よりもおしゃれだと感じるお部屋と比べて、「できない」とあきらめてしまったり、落ち込んでしまう方も多いようです。
◆インテリアは「人の内面」にも大きく作用する 一方で、コロナ禍を経て、お部屋の居心地がどれだけ家族に影響するのか。その重要性に気がついた方も多いのではないでしょうか。 その通り、インテリアは見た目だけでなく、人の内面にも大きく作用します。 それだけに、自分が本当に好きで、心からくつろげる空間をつくることが大切です。 けれどここ数年で、インテリアのジャンルも増え、組み合わせも無限大になりました。 それにより、自分の好きなテイストがわからなくなったり、迷いが生じやすい現状があります。 ここから脱するには、「自分の好きを知る」「お部屋を素敵に見せられる方法を知る」という2つが必要になります。 けれど、本題に入る前に、インテリア以前の問題を知っておく必要があります。
◆インテリア以前の「ごちゃごちゃしている」「ものを減らしすぎて殺風景」問題 お客様のお声を聞いていると、「あなたらしいインテリア」をつくる前に次の2つのうち、どちらかの問題につき当たります。 ひとつ目は「ごちゃごちゃしている」ということ。 このタイプのお宅を実際に訪問してみると、お子さんの学校の書類やカレンダー、家族写真などが壁の一部を占領している、ダイニングテーブルの上に書類、郵便物、文房具などが積み重なっているということが多々あります。 これでは、せっかくおしゃれな家具を置いても、インテリア小物を飾っても、ごちゃつきのほうに目がいってしまい、素敵だという印象が残りません。 2つ目は「ものを減らしすぎて殺風景」ということ。 ごちゃごちゃさせたくなくて、ものを減らしすぎてしまった結果、「お気に入りの家具を置いたのに、どこか物足りない」「なんだかリラックスできない」というお悩みが発生してしまうのです。 実際、訪れてみると、センスのいい家具がそろっているものの、必要最小限の家具しかないので、ガランとさびしい印象です。 あなたのお部屋は、どちらかに当てはまりましたか? このように異なるお悩みの場合、それぞれの解決策はまったく別の方法になりそうですが、どちらのお悩みも同じ考え方で解決できます。 それが、次にご紹介する「視界1mの範囲」なのです。
【関連記事】
- 「すぐ落ち込む」「嫌われたくない」「人付き合いが少ない」…。悩みの多くに自己肯定感が関係していた!メンタルトレーナー「インテリアを変えれば解決のきっかけに」
- 心理カウンセラーが部屋全体でなく一部分を徹底的に片づけるのをお勧めするワケ。すっきりした!という満足感が次のやる気を生み出す
- なぜ「自分に価値がない」と思う人ほど<インテリア>に気を配るべきなのか…心理カウンセラー「家の中で目に映るものはすべて自己肯定感に関係する」
- 何度注意されてもリビングに本を置きっ放しにしていた子ども。その<意外な理由>とは…散らかしたくないなら「家族の習慣」に合わせてモノを配置すべし
- 「いつか使うかも…」その「いつか」いつ来るの!?お片づけ習慣化コンサルタントが考える<優先的に手放したいもの>とは