【マイルCS】ブレイディヴェーグに「年齢」「前走着順」など5つの好データ 次点のエルトンバローズ含め高評価
プラスデータ多数のブレイディヴェーグ
マイルCSのデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「栗東所属の牡馬か、美浦所属の牝馬」 B「4歳馬」 C「前走が国内GⅠ」 D「前走1、3着」 E「前走1、2番人気」 F「鹿毛」 【勝率ダウン】 G「6歳以上の栗東所属馬」 H「前走6番人気以下」 【勝ち馬なし】 I「5月生まれ」 【連対馬なし】 J「6歳以上の美浦所属馬」 K「前走が条件戦、もしくはオープン」 L「前走10着以下」 M「前走が0.9秒以上で負け」 登録馬のうち、シックスペンスは出走回避を表明しているため、残りの17頭で見ていく。 プラスデータ6つのうち5つに該当するのはブレイディヴェーグ(ABDEF)だけで、4つに該当したのがエルトンバローズ(ABDF)とオオバンブルマイ(ABCF)。オオバンブルマイは連対馬が出ていないL「前走10着以下」に引っかかるので、本命はマイナスデータを持たないエルトンバローズかブレイディヴェーグに絞りたい。 今回のプラスデータで最も勝率がいいのは、A「美浦所属の牝馬」で、これに該当するのがブレイディヴェーグ。最多となる5つのプラスデータを持つことも考慮し、本命とする。対抗はプラスデータを4つ持つエルトンバローズだ。 プラスデータを3つ持っているのはニホンピロキーフ、レイベリング。ただし、どちらも連対馬が出ていないK「前走がオープン」に該当するので除外とする。 プラスデータ2つ、マイナスデータなしとなるのはジュンブロッサム(AD)、セリフォス(AE)、チャリン(BD)、ナミュール(CF)の4頭。外国馬チャリンをどう扱うかだが、年齢や前走着順などのデータは問題ない。勝つとなると微妙でも、馬券圏内なら可能性は十分あるとみて、印を回す。 残った3頭の比較だが、相手候補ということで、勝率より連対率、もしくは複勝率がいいデータを持つ馬を優先する。A~Fのうち、連対率、複勝率が高いのはB「4歳馬」、D「前走1、3着」、E「前走1、2番人気」。よって、Dを持つジュンブロッサム、Eを持つセリフォスが相手候補だ。 ジュンブロッサムのD「前走1着」と、セリフォスのE「前走2番人気」は、どちらも馬券に絡む確率は高いが、連対率、複勝率とも、わずかにE「前走2番人気」が上回る。順番としては3番手セリフォス、4番手ジュンブロッサムとする。 ◎ブレイディヴェーグ ◯エルトンバローズ ▲セリフォス △ジュンブロッサム ×チャリン 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 佐賀で行われたJBCで、兵庫所属馬のアラジンバローズ、キリンジが馬券に絡みました。ともに7番人気で、馬券的にも妙味十分。取った人は「JBC特需や!」と、狂喜乱舞していました。
門田光生