【マイルCS】ブレイディヴェーグに「年齢」「前走着順」など5つの好データ 次点のエルトンバローズ含め高評価
所属と年齢に傾向あり
2024年11月17日に京都競馬場で行われる第41回マイルチャンピオンシップ(マイルCS)が行われる。上半期のマイル王決定戦である安田記念は香港馬のロマンチックウォリアーが勝利。マイルCSにこの馬の名前はないが、代わりに欧州のマイルGⅠ・3勝馬チャリンが参戦予定となっている。 【マイルチャンピオンシップ2024 推奨馬】持ちタイムNo.1! 勝率33.3%&複勝率66.7%データ該当 (SPAIA) 国内組も昨年覇者のナミュールや富士Sの勝ち馬ジュンブロッサムなどが出走予定。レース名の通り、マイル王が決定する一戦と言っていい。そんな注目のマイルCSにはどんな傾向があるのか。過去15年の成績を基にして検証していきたい。 ☆所属 美浦4勝(8連対)、栗東11勝(22連対)、外国馬0勝(0連対)。外国馬は3着が最高(2009、11年)だが、15年でのべ5頭しか出走していないので、全くの無視というわけにはいかない。のべ5頭中、2頭が3着。馬券に絡む確率はむしろ高い。 美浦と栗東の比較では、複勝率で栗東所属馬が上回っているが、勝率、連対率はほぼ互角だ。 ☆性別 牡馬、セン馬が12勝(27連対)、牝馬3勝(3連対)。連対率、複勝率で牡馬、セン馬が上回っている。また東西所属別で分けると、牡馬は栗東所属、牝馬は美浦所属の好走率が高い。 ちなみに、美浦・牝馬の2勝は20、21年に連覇したグランアレグリアになる。 ☆年齢 6勝(14連対)の4歳馬が、ほかの世代を圧倒している。7歳以上で連対したのは、09年のカンパニー(8歳)だけ。6歳も3~5歳と比べれば劣勢。また、6歳以上の美浦所属馬は、1頭も馬券に絡んでいない。 ☆前走クラス 連対馬が出ているのは、前走重賞のみ。前走国内GⅠ組は【6-3-2-42】勝率11.3%、複勝率20.8%。素直に評価したい。 ☆出走馬の主な前走 連対馬を多く出しているのは富士S(10頭)だが、好走率がいいのは天皇賞(秋)、スプリンターズS。安田記念も9頭中、1勝、2着1回と悪くない。 ☆前走着順 勝率や複勝率がいいのは、前走1、3着馬。同10着以下は56頭が該当して、すべて着外だった。 ☆前走人気 好走率が高いのは前走1、2番人気に支持されていた馬だ。反対に同6番人気以下は【1-1-1-98】で複勝率3.0%と苦戦している。 ☆誕生月 今年は該当馬がいないが、1月生まれの好走率が高い。ただ、古馬のGⅠで、完成度が早いとされる1月生まれが優勢というのは珍しい。勝ち馬が出ていないのは5月生まれ。こちらは割引データとなる。 ☆その他 そのほかで気になったデータは2つ。まずは毛色。鹿毛が11勝と強いデータが出ている。出走頭数も多いが、勝率、連対率、複勝率も上々だ。 続いて前走着差。0.9秒以上の差で負けていた馬は56頭いて、すべて当レースで着外となっている。