ペップ、監督キャリア最大の大不振…キャリア初の公式戦7戦未勝利、2戦連続無得点もマンCでは初
マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、指導者キャリア最大の苦境に立たされている。 【ゴール動画】マンCはリヴァプールに2発完敗 プレミアリーグ第13節が12月1日に行われ、マンチェスター・シティは首位を走るリヴァプールの本拠地『アンフィールド』に乗り込んだ。試合は序盤の12分、エジプト代表FWモハメド・サラーからのクロスボールをオランダ代表FWコーディ・ガクポに決められ、マンチェスター・シティは1点ビハインドを強いられる。39分にはイングランド代表DFリコ・ルイスが際どいシュートを放つと、後半の立ち上がりに流れを引き寄せる時間もあったが、78分にはサラーにPKで追加点を許し、試合は0-2でタイムアップを迎えた。 この結果、マンチェスター・シティは泥沼の公式戦7戦未勝利となっている。今シーズン、マンチェスター・シティはプレミアリーグ5連覇に加えて、チャンピオンズリーグ(CL)でも覇権奪還を掲げてシーズンをスタートさせた。開幕前のコミュニティ・シールドを含めると14試合無敗と好スタートを切ったものの、10月30日のカラバオ・カップ(EFLカップ)4回戦でトッテナムに1-2で敗れると、ここから流れが一変する。同試合を含めて公式戦5連敗を喫すると、11月26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節フェイエノールト戦で連敗をストップしたが、同試合は一時3-0としながらも3-3に追いつかれるという後味の悪い試合だった。 リヴァプールに敗れたことで、プレミアリーグでは4連敗を喫し、マンチェスター・シティの直近の公式戦7試合の成績は1分6敗に。大手メディア『ESPN』によると、公式戦7試合未勝利は、グアルディオラ監督がトップチームの監督キャリアをスタートさせて以降、初の出来事だという。 加えて、リヴァプール戦は無得点に終わっており、プレミアリーグでは前節のトッテナム戦(●0-4)に続いて攻撃陣が沈黙した。同メディアによると、グアルディオラ監督がマンチェスター・シティを率いるようになった2016-17シーズン以降、プレミアリーグで2試合続けて無得点の試合を繰り広げるのも、初の記録となったようだ。 バルセロナのトップチームを率いるようになった2008-09シーズン以降、グアルディオラ監督は指揮を執ったそれぞれのクラブにおいて、リーグをリードする成績を収め続けてきた。バルセロナではラ・リーガ3連覇、2度のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)とCL優勝、バイエルンでもブンデスリーガ3連覇と2度のDFBポカール優勝を成し遂げ、マンチェスター・シティでもプレミアリーグを6度、FAカップを2度、EFLカップを4度、そしてCLを1度制してきた。11月21日にはマンチェスター・シティとの契約を2027年6月30日まで延長したことが発表されていたが、新契約締結直後のタイミングで、過去最大の大不振に陥っている。
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