【三原勇希さんインタビュー】出産前は「諦め」と思っていたことが「いい変化」に
2023年、第一子を出産した三原勇希さん。後編では、産まれてきた赤ちゃんを初めて抱いた時の感想から、想像以上につらかったという夜の授乳、プロサッカー選手である夫・犬飼智也さんと大切にしているコミュニケーションのルールまで、じっくり聞きました。 【写真】三原勇希さんインタビューフォトギャラリー
“産後あるある”だと知るだけで気持ちがラクになることも
――妊娠中、産後が不安な時期もあったとおっしゃっていましたが、今はいかがですか? いま産後4カ月になるのですが、妊娠中に心配していたことは、実際に経験してみるといい意味でもまったく違いました。“意外と、ちゃんと子育てできるんだな”という実感があるし、何より日に日に我が子の愛おしさが増していて、大変さや不安よりもずっと、幸せな気持ちの方が大きいです。もちろんスムーズではまったくなくて、毎日わからないことだらけでアタフタしてますよ! 産後まもない頃は、心配だらけだし眠りは浅いしで、毎晩のように悪夢にうなされてました。でも、産後はよくあることみたいです。 産まれてすぐの頃はまったくと言っていいほど眠れないと、散々まわりから聞いて知ってはいたつもりだったけれど、実際に経験するとめちゃめちゃしんどい。ただ、本当にしんどい時は誰かが助けてくれるし、少しずつだけど必ずラクになっていくし、なんとかなります。経験する多くのことが“産後あるある”だと知るだけで気持ちがラクになりましたね。
帝王切開の傷が治ったのは3カ月後。散歩で筋肉痛になり、ショック…
――緊急帝王切開での出産となり、体のリカバリーにも時間がかかったのではないでしょうか。 体力には自信があったからこそ、こんなに回復しないのか!と落ち込みましたね。産後2カ月が経った頃にランニングをしてみましたが、傷が痛んだため中断。なかなか痛みが引かず筋肉はなくなったし、慣れない授乳や抱っこで姿勢も悪くなってしまって。産後はじめて長く散歩しただけで、眠れないほど筋肉痛になった時は、さすがにショックでした。でも何年もお世話になっているトレーナーさんの指導のもと、リハビリ感覚でトレーニングを始めて、4カ月目の今は、痛みもなくしっかり動けるようになりました。 ――運動をできるようになって、精神面での変化はありましたか? すごく変わりました! 心も体もスッキリして明るくなれますし、久しぶりに目が全開になったと思います(笑)。運動量は重要じゃなくて、たまにでも、ほんの少しでも体を動かせるだけですごくリフレッシュできます。たまに夫と一緒に走る時間が、最近の楽しみのひとつです。走るペースは全然違うのに、喜んで一緒に走ってくれる気持ちがうれしいですね。