写真：クラウド Watch

　株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは9日、生成AIの本格的な業務活用を支援する「AIプラス 生成AIソリューション」を販売開始した。 　AIプラス 生成AIソリューションは、「生成AIの導入検討を開始した」「すでに導入済みではあるものの、あまり活用できていない」、あるいは「具体的なシステム開発を検討中で支援を求めている」、といったさまざまな顧客に対して、安心してすぐに活用できる生成AIの環境（生成AIアシスタント）を提供する。さらに、基礎教育から課題整理、システム開発まで、状況に合わせて柔軟に対応可能な伴走型の各種支援サービスを通じて、顧客の課題解決に最適なソリューションを提供する。 　Azure OpenAI、Amazon Bedrock、Google Geminiなど、主要な生成AIモデルに対応しているため、ニーズや状況に合わせて、最適なAIモデルとプラットフォームを柔軟に選択が可能。翻訳、要約、議事録作成、画像生成といった業務に不可欠な機能を標準搭載し、容易に業務活用ができる。Microsoft 365と連携し、SharePointやOneDrive内の情報も検索できるため、社内情報の活用を最大化し、業務効率向上を支援する。 　精度向上機能として、独自RAGデータベースの構築・共有が可能で、必要な情報を効率的に管理し、生成AIの回答精度向上に役立てられる。入力した内容は暗号化して、生成AIモデルに送信し、また入力したデータは学習に利用されないため、第三者への回答に再利用されることはなく、安心して利用できる。 　生成AIの基礎教育としては、生成AIの特徴や活用方法などについて、教育講座を提供する。実習では、生成AIで文章の作成やチェックを体験できる。生成AIの基礎知識だけでなく、生成AIを使った効率的なライティングの手法も習得できる。 　課題整理の支援では、ヒアリングや資料調査から顧客の業務を可視化し、作業手順の整理、ノウハウの確認を実施する。生成AI活用で業務効率や品質向上に寄与できる業務を洗い出し、顧客の課題解決に向けてサポートする。 　価値検証の支援では、実際に生成AIを活用し、「顧客のビジネス課題を解決できるのか」といった検証を支援する。顧客固有のニーズに合わせた最適な検証プロセスを設計し、価値検証をサポートする。 　さらに、価値検証で生成AIによる効果が認められた際に、顧客の業務に最適化されたシステムを構築する。既存システムとの連携も考慮した設計・開発を行い、シームレスな導入と運用を実現する。