湘南が7年連続のJ1残留も、在籍5年目の畑大雅は厳しい指摘「どうしてまた下位で戦わなければいけなかったのか」
「残り2試合、勝って上位陣を引っ掻き回したい」
11月9日、湘南ベルマーレはJ1第36節で北海道コンサドーレ札幌とホームで対戦し、1-1で引き分けた。ただ、他会場でジュビロ磐田がガンバ大阪に3-4で敗れたため、湘南は17位以上を確定させ、7年連続の残留を決めた。 【画像】残留をかけた一戦はドロー決着。ベルマーレは残留確定。コンサドーレは残留へ望み繋ぐ勝ち点1。|J1第36節 湘南1-1札幌 今季の前半戦、湘南は苦戦を強いられた。シーズン折り返しの19節終了時点で3勝6分10敗の成績で18位と低迷(降格圏は18位~20位)。昨季、J1残留を掴んむキッカケとなった守備的なスタイルを今季も踏襲したが、折り返し時点で失点数がリーグワースト2位タイの34点とかさみ、勝点を重ねられなかった。 だが、思い切ってポゼッションスタイルに切り替えた今季後半戦は、復調に成功。夏の終わり頃に主将のキム・ミンテが「これからが湘南の時期」と語っていた通り、20節から36節終了までで9勝3分5敗の成績を残した。 2018年のJ1昇格以降、毎年のように下位争いに巻き込まれながら、残留を果たしてきた。それだけに20年に市立船橋高校から加入した畑大雅は、自身5度目の残留争いについて、厳しい視点を持つ。 「序盤戦で躓いて、現実的な目標が上位争いではなくJ1残留になってしまった。どうして、また今のような場所(下位)で戦わなければいけなかったのかを考えなければいけません。札幌戦も、勝てば自力で残留を決められたので、勝ちたかったですけど、もったいなかった。残り2試合、勝って上位陣を引っ掻き回したいです」 J1残留は喜ばしいことだ。資金面で潤沢とは言えない湘南がJ1に残り続ける価値は高い。 ただし、畑の言う通り、なぜ毎年、残留争いを強いられるのか、クラブとしての問題点を見つめ直さない限り、上位進出といった今後の発展は難しいはずだ。 取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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