FA宣言した阪神・大山が会見 「他球団にどう評価されているのか一度聞いてみたいとずっと思っていた」
今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した大山悠輔内野手(29)が13日、権利行使を表明し、兵庫県西宮市の球団事務所で会見した。 「8年間、やってきて今、自分が他球団にどういうふうに思ってもらえて、どういうふうに評価されているのかを一度聞いてみたいというのはずっと思っていた。それを聞ける一つのタイミングでもあると思う」 阪神からは全力で慰留されており、移籍前提ではなく宣言残留を含めて交渉することになった球団の評価をじっくり聞いてから結論を出す意向。「期限というより、しっかり納得した決断をしたい」と強調した。 ▼以下は一問一答 ―大山から報告を 「FA権を行使することを報告します」 ―一番の決め手は 「8年間、やってきて今、自分が他球団にどういうふうに思ってもらえて、どういうふうに評価されているのかを一度聞いてみたいというのはずっと思っていた。それを聞ける一つのタイミングでもあると思いますし、他球団からの評価を聞きたい。それが一番の決断理由かと思います」 ―阪神球団からはどんな話を 「やっぱり残ってほしいという言葉をいただきましたし、いろいろ話をさせていただいている中で、その思い、気持ちというのは伝わってきた。そこは本当に感謝しています。でも、やっぱり個人としてまず評価を聞いた上で、しっかり悩んで決断したいという気持ちがあったので、行使を決めさせてもらいました」 ―藤川監督と話は 「電話をさせていただいたんですけど、そこで監督と話しました。いろいろなお話をさせていただきましたし、それも含めて考えたいなと思います」 ―阪神ファンはどんな存在 「たくさん成長させていただきましたし、毎日あれだけ甲子園が満員になって、あれだけの人の前で野球ができる、プレーができるというのは本当に幸せなことだと思います。その幸せをかみしめながら、毎日毎日感じてプレーしていたので、感謝もありますし。でも、これから決断するにあたっていろいろあると思うので、全てが決まった時にしっかり報告できるようにしたいと思います」