「だるくて疲れやすい」をキャベツが解決⁉️人生が変わる“だる抜け”の方法とは
睡眠不足、食欲低下、立ちくらみ、疲れやすい……なぜだかだるい原因は「腎臓」だった⁉️だるさを感じるのは、食事や生活習慣の乱れから体に毒がたまっている状態。「毒出し(デトックス)=腸」のイメージが強いですが、実際は、腸、肝臓、腎臓などが連帯して行っていて、最終責任者は腎臓。「腎」を守る食べ方こそ究極のデトックスなんだとか。そこで今回は、漢方薬剤師・国際中医師の大久保愛氏による著書『だるいの原因は腎だった!ズボラだる抜け腎活』(ワニブックス)から、腎を整える食事のヒントを少しだけお届けします。 ◇ ◇ ◇
1日1回、クリアな色の尿が出ていますか? 出てない人は、腎の働きが落ちているかも
漢方医学の考え方から見た「腎」は、腎臓と副腎を合わせた全身に関連する働きを担っています。副腎は、腎臓のすぐそばにある臓器。どちらも「腎」と付いていますが、働き方は違います。 まずは「腎」が正常に働いているかどうかを尿でチェック!判断の目安は、1日1回、クリアな色の尿が出ているかどうか。濃い黄色の尿が出るときは体内の水分量が少なくなっていて、腎臓だけでなく全身に負担がかかっている状態。これは、めぐらせる水分が不足し、腎の働きが落ちているということなのです。 特に副腎は脳とも連動して働くので、腎の乱れは全身に影響を及ぼします。腎を整えようとすると、細胞1つひとつが元気になり腸、肝臓、腎臓、脳、すべてが整います。つまり、いつもだるい状態が改善され、“だる抜け”することができるのです。
腎を整えて“だる抜け”するには、キャベツ1玉と塩こんぶがあればいい!
キャベツはデトックス力を高めてくれる食材です。不溶性食物繊維が豊富で、便のかさを増やしてお通じを整えるほか、胃の粘膜を保護するキャベジン、肝臓にいいスルフォラファンを含みます。薬膳は体を温めるまたは冷ます食材に分類して考えることがありますが、キャベツはどちらでもないので体質関係なく食べられるのもいいところ。 また、こんぶも食物繊維が豊富。それ以外にもフコキサンチンという、強い抗酸化、抗肥満作用をもつ海藻ならではの色素を含みます。抗酸化物質はつねに食べ方やストレスなどのダメージを受けている腎臓を保護。 キャベツと塩こんぶは、体のすみずみまでまるっとケアできる最強のコンビ食材なのです。